テニス
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テニスのATPワールドツアーのランクとポイントについて

saratogax
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錦織圭選手の活躍もあって、日本でも盛り上がりを見せる男子プロテニス。

時々、錦織が出ている試合がテレビ(BSや民放)で放送されていることがありますが、それがどのくらい大きな大会なのか知らない人も多いと思います。

また錦織が活躍しても、なぜかランキングが下がってしまったり疑問に思っている方もいますよね。

今回は ATP ツアーの大会やランク(格付け)の種類、そして世界ランキングの決定方法などを紹介したいと思います。

ATPのランク(格付け)

ATP で開催される大会は大きく 4 つのランクに分けられます。

グランドスラム(四大大会)
マスターズ1000
ツアー500
ツアー250

この中で、グランドスラムやマスターズ1000には上位ランキングの選手や、予選を勝ち抜いた選手しか参加することができません。

逆に上位ランキングの選手はグランドスラムとマスターズ1000への参加が必須となっているため、上位の選手はこのランクの大会に照準を合わせてスケジュールを組むのが一般的です。

ツアー250や500は上位選手もすべての大会に参加する必要はないので手薄になり、下位のランキングの選手もポイントを大きく稼ぐチャンスとなります。

日本で開催される一番大きな大会は「楽天オープン(ATP500)」で、これには錦織が参加して優勝したこともあります。

怪我などのアクシデントがなければ、今年の秋に行われる楽天オープンで錦織の姿が見られるハズです。

また、錦織が怪我から復帰する際の調整として参加した ATP250 よりもさらに下のランクの大会もあります。

主に将来を期待される若手の選手や、ランキングがさらに下位の選手が参加する大会となります。

ATPチャレンジャーツアー
ITFフューチャーズ

各大会で獲得できるポイント

次に各大会で得られるポイントを紹介します。

予選を勝ち抜いたり、本選の 1 回戦に参加するだけでポイントが入る仕組みになっていますが、上位に進めば進むほど大きなポイントが得られます。

ここでは、ベスト 8 以上で獲得できるポイントに限定します。

グランドスラム

「全豪オープン」「全仏オープン」「ウィンブルドン」「全米オープン」の 4 大会が対象です。

優勝:2000P
準優勝:1200P
ベスト4:720P
ベスト8:360P

ATPマスターズ1000

1 年間に開催される 9 大会が対象です。グランドスラムの半分のポイントとなります。

優勝:1000P
準優勝:600P
ベスト4:360P
ベスト8:180P

ATPマスターズ500

1 年間に開催される 11 大会が対象です。マスターズ 1000 の半分のポイントとなります。

優勝:500P
準優勝:300P
ベスト4:180P
ベスト8:90P

ATPマスターズ250

1 年間に開催される 40 大会が対象です。ATP500 の半分のポイントとなります。

優勝:500P
準優勝:150P
ベスト4:90P
ベスト8:45P

世界ランキングの集計対象

男子の世界ランキングは ATP から毎週発表されていて、毎週月曜日の夕方に集計して公開しています。

ランキングは、獲得ポイントの多い 18 大会分(期間は過去52週間)の合計ポイントで決定されます。

ポイントの対象となるのは、以下の 6 つのランクの大会です。

グランドスラム(四大大会)
マスターズ1000
ツアー500
ツアー250
ATPチャレンジャーツアー
ITFフューチャーズ

この他、国別対抗戦のデビスカップでもポイントが与えられますが、ポイントの振り分け方法がややこしいので、詳しく知りたい方は下記を参考にしてください。

ランキングレースについて

年末に開催される ATP ワールドツアーファイナルですが、こちらはランキング上位 8 名のみが参加できる大会となります。

ただし、ツアーのランキングとは違い、その年のツアーで獲得したポイントの合計が対象となります。

よって、ツアーランキングでは 8 位に入れていなくても、年間でコンスタントにポイントを稼いだ選手にもチャンスがあります。

ここ 10 年以上はロンドンで開催されており、優勝者もランク上位の選手が多いですね。直近の優勝選手を紹介しておきます。

2010年:ロジャー・フェデラー
2011年:ロジャー・フェデラー
2012年:ノバク・ジョコビッチ
2013年:ノバク・ジョコビッチ
2014年:ノバク・ジョコビッチ
2015年:ノバク・ジョコビッチ
2016年:アンディ・マレー
2017年:グリゴール・ディミトロフ
2018年:アレクサンダー・ズベレフ

まとめ

ATP ワールドツアーのランクとポイントについて紹介しました。

ランキングの仕組みがわかると、なぜフェデラーがクレーシーズンを全休しても上位ランクが保てるのかなど、疑問も解消すると思います。

ちなみに、2017 年の後半に活躍した日本の杉田。

2018 年シーズンはクレーが終わるまで不調で、ランキングの一気の低下が心配されましたが、グラスコートでティエムに勝つなど調子を上げてきましたね。

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フリーランスエンジニア
仕事にも趣味にも IT を駆使するフリーランスエンジニア。技術的な TIPS や日々の生活の中で深堀りしてみたくなったことを備忘録として残していきます。
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