馬券術

【2020年】数式サラブレッドの機動力や変速率は現代でも通用するのか

キャリア指数(ベースは稼動指数)と相性がいいかもと助言をいただき、夏目耕四郎さんの「数式サラブレッド」の「機動力」「変速度」と融合してみました。

数式サラブレッドを推薦してくれたのは「Mr.CB」さんで、私が稼動指数と出会う何年も前から稼動指数を活用されている競馬ブロガーです。

どのような結果になるかわからないので、検証ついでにそれぞれの順位を公開しつつ、的中率や回収率を調べていきたいと思います。

毎週末、機動力と変速率の順位も以下のページで公開していますので、よろしければご覧ください。

数値算出の条件

書籍の内容から、対象レースの選定条件が細かすぎるのと、馬柱が新聞などによって異なるので、ここでは以下の条件としています。

最優先条件

・今走と同一トラック(芝、ダート)
・今走と同一クラスまたは上位クラス
・着差が 0.5 秒以内

上記に当てはまるレースがあれば、その中で着差が一番少ない(勝ったレースは着差が一番大きい)レースを対象とします。

当てはまるレースがない場合は以下の条件を優先してレースをピックアップします。

2番目の優先条件

・今走と同一トラック(芝、ダート)
・着差が 0.5 秒以内

3番目の優先条件

・着差が 0.5 秒以内

この条件に当てはまる場合は下位クラスになるので、機動力からマイナス 10 します。
(変速率からはマイナスしません)

これでも一致するレースがない場合、または上記の条件にマッチしたレースが複数ある場合は、さらに以下で優先順位を付けます。

書著の内容だと、最後まで同率のパターンがあるので、最終的には直近のレースを優先とします。

4番目以降の優先条件

・距離が今走と 200m 以内かつ人気より着順の方が良かった
・人気より着順の方が良かった
・着順が一番良かった
・レースが今走から近い

機動力

書籍では「状況に応じて、素早く活動できる能力」と説明されていますが、要は 3 コーナーまでに前目のポジションが取れていて、なおかつペースアップに対応できる馬というイメージですね。

レース展開によっては、この数値の上位馬だけで決着するレースもあります。

まずは、この上位馬の的中率と回収率、そして着度数を紹介します。

以下のデータは 2020 年 1 月から 11 月 15 日までのレースを対象としました。

順位 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
11.7% 30.0% 86% 81% 170 - 145 - 121 - 1016 / 1452
10.2% 29.2% 95% 81% 148 - 128 - 148 - 1029 / 1453
9.9% 29.8% 58% 76% 143 - 159 - 131 - 1018 / 1451
10.9% 26.5% 115% 77% 158 - 124 - 104 - 1068 / 1454
8.7% 26.2% 70% 78% 127 - 127 - 126 - 1073 / 1453
8.8% 24.9% 100% 77% 128 - 118 - 115 - 1091 / 1452
× 7.0% 23.9% 59% 74% 101 - 114 - 131 - 1100 / 1446

単勝も複勝も的中率がそれほど高くないので、この回収率だと飛びつく要素はありません。

若干ですが、下位の順位よりも上位の順位の方が複勝率がいいので、機動力については上位馬を狙う価値はありそうです。

以下のファクターで条件を絞っていった時に、さらに回収率の期待できるゾーンが見つかるでしょうか。

絞り込み条件

・距離
・馬場(芝、ダート)
・競馬場
・人気

ここについては、また別のページで紹介したいと思います。

変速率

書籍では「上がり 3 ハロンのタイムを相対値で比較する」ものと説明されています。

こちらは、速い上がりの求められるコースで使えそうな数値ですが、果たして東京や新潟での恩恵はあるのでしょうか。

この上位馬の的中率と回収率、そして着度数を紹介します。

順位 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
7.1% 23.6% 54% 77% 103 - 121 - 120 - 1111 / 1455
7.7% 23.5% 83% 75% 112 - 124 - 105 - 1113 / 1454
8.1% 24.9% 116% 84% 118 - 116 - 127 - 1091 / 1452
10.0% 25.7% 102% 82% 145 - 112 - 117 - 1079 / 1453
8.3% 26.9% 95% 85% 121 - 134 - 136 - 1062 / 1453
8.3% 24.7% 62% 80% 121 - 118 - 119 - 1093 / 1451
× 7.8% 23.2% 75% 73% 113 - 103 - 120 - 1113 / 1449

機動力に比べると、勝率も複勝率も落ちています。

だからと言って回収率が期待できるわけでもなく、扱いにくい結果となりました。

単勝人気順やキャリア指数順のように、1 位から徐々に成績が悪くなるならいいのですが、どの順位も成績がそれほど変わらないことから、あまり数値の価値はないように見受けられます。

こちらも機動力と同じく、以下のファクターで条件を絞っていった時に、回収率の期待できるゾーンが見つかるでしょうか。

絞り込み条件

・距離
・馬場(芝、ダート)
・競馬場
・人気

ここについては、また別のページで紹介したいと思います。

まとめ

数式サラブレッドの機動力と変速率について調べてみました。

どちらもベタ買いでは美味しいゾーンは見つかりませんでした。

書籍の中でも、機動力に特化したコース、変速率に特化したコースの存在が書かれているので、競馬場や距離、コースでフィルタリングして成績をチェックしていきたいですね。

そもそも、数式サラブレットが公開されたのが 2010 年とかなり昔のものであり、著者の現在のオススメは「夏目スコープ」です。

ただ、使われなくなった馬券術をアレンジすることで使えるものに変わることもあるので、もう少し見守っていきたいですね。
(ライバルが減って回収率が期待できるという意味も含めて)

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