リモートワークをしているエンジニアにとって重要なのが作業環境。
インターネットが繋がっている環境に、ノート PC だけあれば十分だよっと言いたいところですが、現実はそう甘くありません。
短期間の出張やカフェで仕事するならともかく、自宅で 1 日中となると足りないものがたくさん・・・。
ここでは、自宅で仕事を始めてから必要になったもの、便利だったものを紹介していきます。
作業環境以外のリモートワークの全体像については以下をご覧ください。

イス(オフィスチェア)
コロナによるリモートワークが始まった初期の頃でした。
仕事用に使おうとしていた部屋には以前使っていた机があったのですが、イスは数か月前に粗大ゴミに出してしまっていたという大失態。
(なんというタイミングの悪さ)
それでも、リモートワークは 3 日間だけの予定だったので、そのくらいの期間ならと脚立をイス代わりに使うことにしました。
しかし 2 日目にして足がむくんでパンパンに・・・。
仕事中も足がダルくて集中力に欠けます。
仕事が終わってからの疲労度もそこそこ。
ちょうどこのタイミングでリモートワークが翌週末まで延長されたこともあり、さすがに仕事用のイスの購入を決断しました。
オフィスにある数万円のイスには到底及びませんが、脚立よりは 100 倍マシな気がします。
どうやら皆さん考えることは同じようで、現在はイスの需要が高いらしくヨドバシドットコムでは売り切れ続出。
結果的に、Amazon プライム会員の恩恵を受けて、なんとかリモートワーク 5 日目の朝に届きました。
モニタ(ディスプレイ)
その後、緊急事態宣言の延長もあり、リモートワークも長期的に延長されることに。
今後、定期的にリモートワークが実施されることから、いよいよモニタ(ディスプレイ)を購入する決断をしました。
さすがにノート PC の画面で開発作業は限界があります。
Zoom や Slack を使いながらだとなおさら・・・。
リモートワークを指示した会社から補助金が出るのならともかく、自腹となると大きなコストは掛けてられません。
よって、最初はこんな考えになりますよね。
安くてそこそこ大きな画面のモニタを探す
リモートワークがどのくらいの期間続くかに目途が立たないので、自宅の環境を整えるのにもリスクを伴います。
ゲームや動画を見るわけでもないので、仕事の効率化を考えると画面は大きい方がいいと判断しました。
BenQ の GW2780 は、モニタ画面が 27 インチで HDMI ケーブルが同梱されて 17,000 円台という安価な設定。
Acer や LG も迷いましたが、会社で使っているディスプレイが BenQ だったので、同じメーカーにしました。
こうなると机(デスク)も欲しくなるのですが、こればかりは部屋のスペースやレイアウトとの兼ね合いもあるので将来的にって感じですね。
結果的に、2022 年になった現在も週の半分くらいはリモートワークなので、もう少しディスプレイに投資しておいても良かったかもという結論に至っています。
電気スタンド
リビングで仕事をしている時は気にならなかったのですが、部屋の電気は意外に重要です。
電気の真下なら大丈夫なのでしょうが、電気が遠いとパソコン作業といえども手元が暗い。
よって、テーブルスペースに余裕があるのなら安い電気スタンドを買っておくことをオススメします。
足元パネルヒーター
季節が進むと、充実してきた仕事部屋で不足するものが出てきます。
そう、季節家電です。
4 月のリモートワークの時はブランケットで凌いでましたが、さすがに本格的な冬の寒さには暖房が必要ですね。
世の中には、需要に合わせてコタツ机なるものも登場していましたが、私は足元対策ということで、足元用のパネルヒーターを購入しました。
こんなやつ。
この上からブランケットを被せて、足元用のコタツとして機能させています。
実際に購入したものは海外メーカーのものでしたが、1000 円くらい値上げされちゃっているので、同価格帯のアイリスオーヤマ製品を紹介しておきます。
それでも暖房などで部屋の空気自体を温められないとなると、他の対策や我慢する部分も出てきます・・・。
・上半身はモコモコの服を着こんで凌ぐ
・カイロを腰の後ろ側に入れて凌ぐ
・キーボードやマウスを操作する手は防御できない
リビングでホットカーペットとヒーターを使っているネコよりも待遇が悪いとは・・・。
加湿器
リビングに加湿器はあるのですが、仕事部屋にも必要かというとコスト的に悩ましいところです。
水替えの手間、フィルタ掃除、消耗品の追加購入など、初期投資以上にお金が掛かるのが加湿器なんですよね。
以前、加湿は「バケツに雑巾を引っ掛けておけば十分」という情報を見たことがあったので、仕事部屋で実際に試してみたのですが、部屋の中が水浸しになりました・・・。
どうやら、雑巾を外に垂らしてしまっていたのが原因で、実際にはバケツの真上に吊るしておかないといけないみたいですね。
こんな感じで、部屋の中に洗濯物を干した方が確実っぽい。
結果的に、この方法は以下のデメリットがあるようなので加湿器を買った方が早いという結論になりました。
・加湿範囲が狭い
・風を当てないと効果がない
なるべく安いものといっても、「ハイブリッドタイプ」や「気化タイプ」「蒸気タイプ」の特徴を確認していると、それなりの金額に落ち着いちゃうんですよね・・・。
静音モードがあれば zoom ミーティングなどの時も問題ありません。
エネループ
企業から支給されているのは MacBook Pro とワイヤレスのキーボードとマウス。
これまではキーボードやマウスの電池が切れても、替えの乾電池を自由に使うことができました。
自宅ではそうはいきませんね・・・。
ハイエンドモデルのエネループ 8 本と充電器を買うという出費もありましたが、これは仕事に必要なので仕方ないところです。
まとめ
リモートワークが当たり前になって、エンジニアとして作業環境に必要なものを紹介してきました。
エンジニアなら、ハードウェアなど PC 周辺機器にもっとお金をかけるんじゃないの?って思われがちですが、まずはプチオフィスなるものが必要です。
オフィスのデスクや空調、仕事しやすいレイアウトなど、自宅で本格的に仕事をしてみると恵まれていたんだなっと思います。
ただ、自分の経費で対処していかないといけなくなると贅沢はできません。
まずは必要最低限、自分が仕事に集中するために何が必要なのかを考えていきましょう。