以前からお気に入りのサイクリングコースにしていた猪名川の堤防。
新しくクロスバイクを購入したこともあり、川沿いを北上してどこまで行けるのかチャレンジしてみました。
この猪名川、途中に大阪国際空港(伊丹空港)もあり景色に飽きることもありません。
そんなオススメコースを紹介したいと思います。
事前準備
ずっと川沿いを走るだけならいいのですが、場所によっては少し迂回しないといけないケースも出てきます。
また目的地によっては、地図に頼る場面もあるでしょう。
そこで、自転車にスマホを装着するアイテムをオススメします。
これだとスマホをいちいちカバンから取り出したりする必要がなく、信号待ちでも余裕をもって調べものができます。
私は Amazon で 1000 円台で購入しましたが、スマホもガッチリ固定されてコスパに優れています。
その他、こだわり始めるとキリがないですが、快適なサイクリングになるように必要最低限のアイテムは揃えておきたいですね。
・ドリンクホルダー
・サイクリングウエア(パンツ)
・ゴーグル(サングラス)
川沿いは虫が多いので、ゴーグルはあった方がいいなと思います。
って、私はまだ準備できていないのですが、ゴーグルとマスクをしていたら顔の日焼け防止にもなるかな?
猪名川のスタート地点
どこからスタートしてもいいのですが、せっかくなので着陸直前の飛行機を真下から見られるスポットに寄ってからにしましょう。
(豊中市原田南や原田西の辺り)
この飛行機撮影の聖地、ずっと「アドプトリバー千里川」という名称なのかと思っていたのですが、どうやら違うらしい。
アドプトリバーは、参加団体が府民と共に河川環境の美化に取り組むことを目的した活動のようです。
飛行機が真下を通過するところまで行くともっと迫力があるのですが、ちょっとズレた場所からでもこんな写真が撮れます。
原田大橋の反対車線から千里川を下っていくと、猪名川と合流する地点に出ることができます。
今回は、ここから猪名川を北上することにしましょう。
空港線から直接来る場合は、フットサル場のところから堤防に上がるといいと思います。
(自転車のままでは上がれませんが)
園田競馬場からイオンモール伊丹
上の写真の奥にも見えますが、猪名川沿いを走り始めると「ごみ焼却施設(豊中市伊丹市クリーンランド)」が登場します。
そして向こう岸には「園田競馬場」が。
残念ながら、こちら側から馬が走っている姿を見ることはできないのですよね・・・。
さて、このスタートから少しの間は平坦な道が続きます。
比較的スピードも出しやすいですが、見通しが悪いアップダウンのある場所では注意が必要です。
まだ出だしですし、気持ちの良い程度のギアにして伊丹を目指しましょう。
神津大橋を超えてさらに北上すると、左手に「イオンモール伊丹」が見えてきます。
出来た当初は「ダイヤモンドシティ」という名称だったと思うのですが、いつの間にかその名前じゃなくなっていたのですね。
途中、意図的なのか、ガタガタする道があるので走行に気を付けてください。
サスペンションが付いているチャリでも、それなりにハンドルに振動がきます。
大阪国際空港(伊丹空港)から北伊丹
伊丹を北上していると右手に空港が見えてきます。
望遠レンズがあれば、飛行機もキレイに撮影できること間違いなし。
土手からの撮影もいいですが、もう少し進むと「エアフロントオアシス下河原」というスポットがあるので、ここで飛行機の離着陸の瞬間を撮るのもいいですね。
下の写真は滑走路なのですが、古い iPhone ではこれが限界・・・。
離着陸にこだわらないなら、冒頭の千里川からの撮影をオススメします。
あっ、いつの間にか「伊丹スカイパーク」という空港沿いの公園もできているみたいですね。
もしかすると、現在はここがベストスポットなのかもしれません。
エアフロントオアシス下河原のところにある箕面川を越えたら左へ、そのままカーブしながら道なりで国道 171 号線に出れますが、途中で猪名川の土手に降りましょう。
国道 171 号線は高架下を通過することをオススメします。
土手に降りる場所がわかりにくいので地図を貼っておきます。
(赤いポインタのマークの部分を参考にしてください)
国道を通過したら北伊丹となります。
(JR の駅は川向こうですけどね)
川西池田
北伊丹をさらに北上すると川西池田のエリアに。
この辺りから右手に「阪神高速 11 号池田線」の高架が見えてくるので、それを見ながらの走行になります。
途中、堤防に上がる道があるので、そこから再び堤防を走行することに。
下の写真で言うと、橋の手前の坂がそのポイントの箇所です。
堤防に上がると阪神高速の高架が間近に見え、その高架下には駐車場や公衆トイレがあります。
トイレ休憩はここで済ませておくといいですね。
ちなみに、堤防の上の道は左右が下がっていて平らではありません。
また、河川敷には野球やサッカーのグラウンドがあり、堤防で観戦されている保護者の方もたくさん。
スピードは出さずに安全運転で通過しましょう。
そのまま北上すると、アーチの掛かった高架が見えてきます。
そして手前には阪急電車も横切るという・・・。
ちょうど、阪急宝塚線の「池田駅」と「川西能勢口駅」の間に猪名川が通っているのですよね。
写真を撮ったり寄り道しながらですが、スタートからここまで 30 分から 1 時間くらいあれば十分です。
絹延橋からどこに向かうかの選択
ここから、アーチの掛かった高架を目指して進みます。
阪急宝塚線の線路や、国道 176 号線近くの幹線道路など、橋の下を通過するのでアップダウンが何度かありますが気にしなくて大丈夫。
アーチの高架を目指していれば猪名川から逸れることもありません。
そしてアーチの高架の正体は、先ほどまで右側を走っていた阪神高速ですね。
途中で阪神高速が猪名川の岸向こうを通り、そしてまたこちら側へと戻ってきます。
その戻ってくる際に、猪名川を超えるため「新猪名川大橋」を渡るのですが、その橋に架かっているアーチがこれでした。
絹延橋から能勢または猪名川町
このアーチを抜けると絹延橋駅の近くまで到着です。
絹延橋は、阪急の川西能勢口を始発とした「能勢電鉄妙見線」の最初の駅になります。
ここからは、地形的に猪名川の川沿いを走るのが徐々に難しくなってきます。
この先、能勢を目指すなら国道 173 号線を北上すれば問題ありません。
堤防や河川敷ではなくなりますが、国道 173 号線は能勢電鉄の「多田駅」までは猪名川に沿って通っています。
能勢ではなく猪名川沿いにこだわるとしても、まずは多田駅を目指しましょうか。
しかし緩やかに上りの道が続くので体力勝負というか、この先は山が多いので傾斜に負けるかも・・・。
多田駅以降も、猪名川沿いを北上すると、最終的に「猪名川町」や「丹波篠山」に行く着くことになります。
うーん地図を見る限り、車がないとめっちゃ大変そう・・・。
絹延橋から池田・箕面
残念ながら、多田駅へ向かう 173 号線の道路は少し上り坂。
「くら寿司(池田西店)」や「丸亀製麺(池田)」があるところまで行ってみましたが、それ以上は断念することに。
後から地図を見直してみると、能勢電鉄の「鶯の森駅(うぐいすのもり)」までもうすぐでした。
最寄り駅が鶯の森って、なんだか響きが良くてカッコイイですね。
能勢は別の機会にチャレンジするとして、ここから箕面を目指すことにしました。
来た道を戻ることになりますが、173 号線を南下して池田の五月山に向かいます。
能勢は別の機会にって気軽に書きましたが、地図を見た感じそこそこの距離がありますね。ストリートビューを見る限り、途中で緩やかな上りはあるものの国道沿いは歩道も整備されているので、山下駅の周辺までは行けそう。ただ、その先は車じゃないとトンネル超えができない気がしています。
五月山公園から箕面
173 号線を南下したら「中橋」の交差点まで進みます。
猪名川を北上してくる場合は、アーチの高架のもう少し手前で右折すれば問題ないですね。
次回、箕面を目指す場合はこっちを正規のルートとしておきます。
中橋の交差点は「ローソン」や「豆腐店」があるので迷うことはないでしょう。
五月山公園
豆腐店の道を入り、真っすぐ行くと「五月山交番」に突き当たります。
急な上り坂になりますが、ここを北へ向かうと五月山公園の入り口に。
時間的に余裕がある場合は、五月山公園や五月山動物園に寄り道してみるのもいいですね。
公園の隣に「伊居太神社(いけだじんじゃ)」という神社があったのは気付かなかった・・・。
池田箕面線と中央線
このまま池田箕面線で箕面まで行こうと東へ向かいます。
緩やかに上り坂になっているので、なかなか大変。
そして、念願の箕面市に入ります。
途中、偶然見つけた「阿比太神社」で参拝して旅の無事を祈っておきますか。
って、この時点まではそんな余裕があったのですが、どうやら走っている道が池田箕面線と違う・・・。
阪急箕面線の線路で踏み切り待ちになったのですが、すぐ近くに「牧落駅」があったことで気付きました。
これは中央線ですね(笑)
五月山公園から少し南下しすぎたのが間違いだったようです。
確かに池田のハローワークのところを左折した記憶がある。
まあ、池田箕面線の方が山手なので急勾配だったかもしれませんし、結果オーライということにしておきましょう。
箕面駅
この踏み切りを線路沿いに進んでも箕面駅に行けそうですが、このまま中央線を走っていきましょう。
箕面市役所の交差点を左折したら、見覚えのあるエリアに辿り着きました。
昔、3 ヶ月ほど箕面駅近くで仕事したことがあるのですよね。
(みのおサンプラザとか懐かしすぎる)
そして、ようやく阪急の箕面駅に到着です。
喫茶店やデイリーヤマザキがあるのは変わってないですが、駅前の足湯が見当たらなくなっている。
ここまでの足の疲れを癒したい思いもあったのですが、やはり閉鎖しちゃったようですね・・・。
箕面の滝など、ゆっくりと箕面観光したい方はこちらの案内をどうぞ。
このまま猪名川方面に戻る場合は池田箕面線を使ってみても良かったのですが、猪名川は満喫したので別のルートで帰ることに。
箕面駅から南下して、豊中(少路)のロマンティック街道沿いを走ってみるのも面白そうです。
っと意気込んでいたのですが、豊中に向かう看板に流されるまま少路ではなく柴原方面に行っちゃいました。
結局、刀根山(蛍池)の辺を経由して豊中へ。
箕面駅で目的を果たしたことで、帰りの計画がグダグダに・・・。
次回は帰りの道も計画したいと思います。
まとめ
猪名川を舞台としたサイクリングコースについて紹介してきました。
私は今回、そこから箕面へ向かうルートを選択してみましたが、余力がある人は能勢を目指しても面白いのかも。
サイクリングを始めて間もない方は、今回のコースの場合、川西あたりまで行って折り返してくるのもいいかもしれません。
川西や池田を超えると、川沿いをキレイに走れなくなり、山道が多く上り傾向になるので快適なドライブではなくなるのですよね。
車が来ない道をチャリで自由に走りたい場合は、豊中(園田)から川西の区間が最適です。
ちなみにスタート地点から南に下ると、藻川や神崎川と合流することになり猪名川は終わり。
神崎川もサイクリングコースとして悪くなさそうなので、今度はこちらを攻めてみたいところです。
(神崎川から吹田方面)