馬券術

単撃指数が本当に回収率100%を超えるのか検証してみた

単撃指数はレースに出走する馬の近走の成績を元にした指数です。

過去にも単撃などで単勝にこだわった馬券術として有名でしたが、作者は現在、さらに回収率にこだわった指数の算出に力を注いでいるようです。

後ほど紹介しますが、2017 年に発売された書籍の指数算出方法を使って特定のレースで単勝を買い続けてみたところ、3 ヶ月以上プラス収支を継続していることが判明しました。

1年間の成績

書籍の発売もありましたので、2018 年からデータ充足率の低くないレース(未勝利、2,3歳戦などを除く)を対象に収支を調べてみました。

対象としたのは、回収指数が 10 ポイントを超える中で 1 番指数の高い馬(同率の場合は的中指数の高い方、それも同率の場合はベース指数の高い方)の単複になります。

レース数:534R
的中数:87R
的中率:16.3%
回収率:81.2%

書籍では、回収指数が 10 ポイントを超える馬は長期にわたって回収率が 100% を超えると、データも提示せずに語っていましたが、ここに未勝利や 2,3 歳戦を含めると変わってくるのでしょうか。

冒頭でも書いた通り、最初の 3 ヶ月のように短期的には儲かるスパンがあるようですが、著者に申し訳ないのでこれ以上は調べません。

また、最後にこの 1 年間の的中一覧を掲載しておきます。それほど穴馬を的中させた印象もないですが・・・。

単撃指数について

2017 年に新しい単撃指数の競馬本「いま、業界で「絶対に正しい! 」とされる勝ち馬の見抜き方!」が登場しました。

しかし、Amazon の評価を見てみるとものすごく低評価です。例えば以下のようなコメントが投稿されています。

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数回時間かけてやってもたらなかったです
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これ以上やる気が起きませんでした
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Excel を使用しても、1 レース当たりの計算に 20 分程度かかります
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加点減点は簡単でも 1 レース全馬計算するのは時間がかかる
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計算に時間が掛かる割に当たらない
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よくこんなもの本に出来たな

確かに、以下の 3 つの指数を算出するには計算が面倒な部分はあります。

ベース指数
的中指数
回収指数

それで的中率も回収率も低かったらゲンナリしますよね。

そもそも、的中率や回収率の高いファクターを集めただけで、適当な採点形式にしている時点で馬券術としてどうかと思いますが、この手の計算方式は嫌いではありません(笑)

ただ、こんなものプログラムを作ってしまえば計算に 5 秒も掛かりません。また、短期間の試行では当たる当たらないは判断できないと思います。

本では、回収指数が 10 を超える馬の単勝回収率が長期間において 100% を軽く超えると書かれていますので、そこを検証してレビュー者は書いたのでしょうか。

とはいえ、本に回収率の根拠となった一定期間のデータを示していないのが問題ですね。

よって、実際に回収指数の高い馬が期待できるのかどうか検証してみようと思ったのがこの記事になります。

例えば、2015 年は回収率 200% を達成したけど、書籍を書いている時点ではギリギリ 100% を超えているみたいな感じであればまだいいですが、最初から回収率 100% を長期で超えていないのに嘘はダメですよね。

「長期の定義がたまたま高配当が続いた 3 ヶ月です」って言われたらそれまでですが(笑)

競馬の予想方法は今も昔も変わらない

本の中で、競馬の予想方法は大きく分類すると「総合予想」「集中予想」以下に分かれると書かれていました。

総合予想は、競走馬やレースにまつわる多くのファクターを分析する予想方法のことを指しているようです。

例えば、「前走成績」や「タイム指数」「調教師」「血統」など出走馬に関するたくさんの要素を組み合わせて最終的な決断を下すものですね。

逆に集中予想というのは、1つのファクターに着目した予想方法です。

例えば、以下のように 1 つのファクターのみをピックアップして他の要素はバッサリ捨ててしまうものです。

スピード指数が抜けている馬の馬券を買う
直線が長いコースでディープインパクト産駒の馬券を買う
調子がいいジョッキーの馬券を買う
スローペースになりそうなレースで逃げ馬の馬券を買う

確かに、予想している人の多くはどちらかに属してそうですね。

そして本では、この 2 つの予想方法にはどちらにもメリットとデメリットがあると指摘されています。

リニューアルされた単撃指数で期待できること

総合予想のメリットとデメリットは以下の通りです。

的中率は高まる傾向にある
回収率が追いついてこない傾向がある

つまり、予想ファクターを増やせば増やすほど、弾き出されるデーターが本命サイドになりがちで、的中率は高いけど回収率が低い(100%を超えない)ということです。

集中予想のメリットとデメリットは以下の通りです。

一般的な予想とのギャップが大きい
ギャップが大きい分、高配当ゲットできる可能性が高い
大外れの可能性も高く、的中率が低い
回収率だけ考えれば 100% を超える可能性はある

このように、的中率が高いけど回収率が低い、回収率が高いけど的中率が低い、それぞれにメリットデメリットがあり、どちらを選んだとしても馬券で勝つことが難しくなってしまいます。

これを覆したのが、馬券裁判で有名となった卍氏の「卍指数」です。

卍指数で儲ける高確率ゾーンと的中率&回収率卍指数は、競馬で1億5000万円を稼いだ利益に対する裁判で話題となった「卍氏」が提供している指数です。 書籍やブログなどの情報から...

これは完全に回収率のみに絞った馬券方法です。

総合予想や集中予想からは逸脱して、総合予想の中でも回収率の期待度が高いもの、又は過小評価された馬をあぶり出すといったものというのは既に有名な話ですよね。

要は、的中率がそこそこ高いのにも関わらず回収率も期待できるファクターを寄せ集めて、当たった時に大きく回収しようということです。

実は、競馬予想のファクターの中には、そういった的中率と回収率が比例関係にあるものがいくつかあります。

今回紹介する単撃指数については、過去の 1 つだった単撃指数からパワーアップしていて、単撃的中指数と単撃回収指数に細分化されています。

それらを総合的に使って予想するというスタイルを採用することで、的中率と回収率のいいとこどりを期待できるということでしょう。

単撃指数を使って競馬に勝つには

馬券で回収率 100% の壁を越えて勝ち組になるためには、的中率と回収率の両立が必要となります。

実際に予想ファクターの中には的中率と回収率が比例関係にあり、ここが両立できるファクターが存在します。

よってこの両方を使うことで馬券成績が向上します。

冒頭にも書きましたが、この単撃の的中指数と回収指数の算出に使われるファクターは、比較的数が多く、新聞の馬柱を見て計算するには時間が掛かります。

また、その対象を新馬戦や障害を除く全レースと仮定した場合、とてつもない時間を要するといったデメリットがあります。

しかし、使われるファクターについては、TARGET(ターゲット)などのデーターベースソフトを活用することで、一瞬で的中指数と回収指数を弾き出すことができることが判明しました。

また、この単撃指数の公式の計算方式では、前走が地方交流競走の場合もそのままデータが使われて集計されています。

前走が地方交流戦で、結果的に上位に来た馬が過大評価されてしまうというちょっと残念な部分も残されています。

例えば、2017 年の函館 2 歳ステークスで過大評価されたのが、前走地方で走っていたヤマノファイトです。

そもそも、2 歳戦ということで、データの充足率的に不足しているレースではありましたが、公式サイトの予想を見てみるとヤマノファイトが大本命でした。

この馬の指数は非常に高く弾き出されていましたが、前走が地方なので、中央のレベルと同じで考えてしまうと元も子もありません。

実際にヤマノファイトは追走に精一杯で大きく惨敗しています。

ここを著者はどうみているのでしょうか。

単撃指数の1年間の的中

単撃指数の単勝的中レースを紹介します。

回収指数が 10P を超えている馬の中で 1 位の馬をのみを対象としています。

よって的中レース数はそれほど多くないですが、回収指数が 10P を超えている馬を全頭買いしても回収率 100% を超えると書籍では公言されているので、多くの的中を楽しみたい方は回収指数 10P 以上の馬を順位に関係なく狙うのがいいと思います。

2018年12月

・阪神10R シンギュラリティ (200円)
・阪神7R クルスデルスール (650円)
・阪神7R ナムラマル (550円)
・阪神12R ジョイフル (310円)
・中京11R グランドボヌール (490円)
・阪神8R ノーウェイ (160円)
・中京11R プラチナヴォイス (280円)
・中京11R ギベオン (370円)
・中京12R イーグルバローズ (170円)

2018年11月

・福島12R フナウタ (370円)
・京都7R オメガラヴィサン (340円)
・京都10R グローブシアター (220円)
・東京9R ロシュフォール (170円)
・東京8R バスカヴィル (350円)
・福島9R クインズマラクータ (350円)

2018年10月

・京都11R エアウィンザー (330円)
・新潟8R スヴァルナ (490円)
・京都8R ニホンピロタイド (430円)
・東京10R ドミナートゥス (170円)
・東京6R フォースライン (280円)
・新潟10R メイショウグロッケ (350円)
・京都10R ソーグリッタリング (130円)
・東京10R ムイトオブリガード (270円)

2018年9月

・中山8R カフェアトラス (290円)
・阪神10R カフジバンガード (250円)
・阪神12R メイショウモウコ (630円)
・小倉7R セルリアンアラシ (1,280円)
・新潟10R ランガディア (440円)

2018年8月

・札幌9R ライラックカラー (310円)
・小倉12R レッドルドラ (2,380円)
・小倉12R レディバード (2,800円)
・札幌12R ウインシャトレーヌ (210円)
・新潟9R ショウナンラーゼン (1,270円)
・札幌9R シンギュラリティ (120円)
・小倉10R ドミナートゥス (190円)
・新潟10R グロンディオーズ (310円)
・新潟9R ロシュフォール (200円)
・小倉8R エイシンデジタル (610円)

2018年7月

・小倉7R イシュトヴァーン (150円)
・中京10R ソーグリッタリング (160円)
・中京12R キーナンバー (440円)
・中京7R インティ (330円)
・函館6R チカノワール (550円)

2018年6月

・函館8R スワーヴアーサー (210円)
・東京11R ショウナンアンセム (380円)
・函館9R ジェシー (190円)
・函館9R アイスストーム (370円)
・東京12R キューグレーダー (190円)
・阪神9R タイキサターン (760円)

2018年5月

・東京9R エアウィンザー (350円)
・東京9R イーグルバローズ (170円)
・京都10R ワンダープチュック (710円)
・新潟12R スーパーモリオン (260円)
・東京10R ベストアプローチ (240円)
・東京8R グランドボヌール (330円)

2018年4月

・東京9R コウキチョウサン (740円)
・東京12R アンティノウス (220円)
・京都10R ポポカテペトル (260円)
・京都7R ワンダーウマス (1,720円)
・東京10R グリュイエール (460円)
・阪神8R パリンジェネシス (460円)
・阪神9R マテンロウゴースト (430円)
・福島3R メイショウタカトラ (280円)

2018年3月

・中山11R ヒーズインラブ (650円)
・阪神11R ロジクライ (310円)
・中京12R グランドボヌール (690円)
・阪神10R アドマイヤロブソン (270円)
・阪神9R エンヴァール (280円)
・中京8R マテラリードル (370円)
・阪神9R スプマンテ (250円)
・中山9R フリージングレイン (550円)
・中京6R ヒルノアトラーニ (490円)
・中山9R サトノシャーク (3,340円)
・小倉7R ハリケーンバローズ (220円)

2018年2月

・小倉7R ムイトオブリガード (280円)
・中山7R グッドラックサマー (180円)
・京都10R ダイメイフジ (450円)
・小倉7R ドウディ (480円)
・東京6R エスティーム (740円)
・小倉9R アグネスリバティ (430円)
・京都9R アドマイヤリアル (510円)
・京都9R ダノンディスタンス (720円)

2018年1月

・中京12R リライアブルエース (270円)
・中山11R ダンビュライト (390円)
・京都7R アストロノーティカ (860円)
・京都8R ミキノトランペット (370円)
・中山7R ベイビーステップ (1,170円)

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