テニスルール
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テニスの点数(スコア)の数え方とその由来

saratogax
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テニススクールに通っていると、いつかは小さな試合でもいいので出てみたいと思っている人は多いと思います。

しかし、いざ「試合に出よう」って言われると不安に感じて、もう少し上手くなってからと敬遠してしまう人もいますよね。

それはテニスの実力だけではなくて、大会や試合のイメージがわかないことの方が大きいのではないでしょうか。

そこで今回は、気軽に試合に参加できるようにテニスのスコアの数え方を紹介したいと思います。

この記事ではタイブレークについては触れませんので、タイブレークのルールを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

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テニスのスコアの数え方は特殊

スクールのレッスンでゲームを行う時、誰が点数を数えてくれているでしょうか?

多くのスクールではコーチが試合進行をしながらスコア管理もしてくれていると思います。

また、スコアも「1対0」や「3対2」のように 1 点形式で数えることが多いですよね。

実はテニスの点の数え方は独特で、1 点や 2 点とは数えず英語で以下のように表現します。

0点:ラブ(0)
1点:フィフティーン(15)
2点:サーティー(30)
3点:フォーティー(40)

なぜ、このようなスコア形式なのかは諸説ありますので、気になる方は下記を参照してみてください。

私は「時計とフランス語」の説明が一番しっくりきています。

そしてルールにもよりますが、先にフォーティーの次の 4 点目を取った方が 1 ゲーム獲得となります。

スコアを伝える人と伝えるタイミング

セルフジャッジを紹介した時にも書きましたが、草トーナメントのような試合ではサーブを打つ人がスコアを全員に伝えます。

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例えば、ゲームを開始して自分のチームに 1 点入った場合は下記のように表現します。

15 – 0
(フィフティーンラブ)

その後、相手チームに 1 点取られたら、

15 – 15
(フィフティーンオール)

さらに続けてポイントを取られたら、

15 – 30
(フィフティーンサーティー)

のように、サーブを打つ人が自分のチームの点数を先に言うことを覚えておきましょう。

同点の場合は「最後にオール」を付けますが、「40-40」の時だけ特殊なので、次で説明します。

フォーティーオールとデュースの違い

スコアの中で扱いが特別なのが「40-40」です。

読み方は 2 種類あり、「フォーティーオール」または「デュース」と呼ばれます。

これは、その試合(大会)でスコアが 40-40 になった時に、デュースをルールとして適用するかしないかで呼び方が変わります。

デュースありの場合は 40-40 のことを「デュース」と言い、そこから先に 2 ポイント連取した方を勝ちとするルールです。

デュースなしの場合は 40-40 を「フォーティーオール」と呼び、先に 1 ポイント取った方を勝ちとします。
(デュースサイドかアドサイドかはレシーブをする側が選択できます)

人によっては、「ノーアドバンテージ」や「一本勝負(一本)」などと言う場合もあります。

両方のチームに伝われば問題ないので、正式名称にこだわらず臨機応変に対応していきましょう。

デュースまたはノーアドバンテージのどちらにするかは、大会によってルールが異なるので、試合前にしっかり確認をしておきましょう。

フォーティーオールという表現はテニスでは正式ではないと言われる方もいますが、スクールや草トーナメントなど狭い世界では双方が認識できれば問題ないので、その辺は気にしないでいきましょう。呼び方が統一されてくれたらいいのですけどね。

ゲームカウント

テニスは先に 4 点先取した方が 1 ゲームを取るという話をしました(デュースの場合は異なります)

このタイミングで以下のスコア調整が必要になってきます。

スコアをリセットする
ゲームカウントの集計する

例えば、試合が始まって自分のチームが 1 ゲーム目を取った場合は、スコアを 0-0 に戻し、ゲームカウントを 1-0 にします。

ちなみにこのゲームカウントは、サーブの人が次のゲームの最初のサーブを打つ前に全員に伝えます。

試合に集中していると、ゲームカウントは忘れがちになるのでペアの人も協力して覚えておいてあげましょう。もちろん、相手チームのレシーブ側の人もです。

このゲームカウントはスコアと同様に、サーブを打つ人のチームの点数を先に言います。

よって、自分のチームが 1 ゲーム目を取り、2 ゲーム目がサーブの場合「1-0」となります。

人によってゲームカウントの言い方にはバラつきがありますが、私が以前読んだ本には「1-0」は「ワントゥラヴ(one to love)」だと書かれていました。

しかし、そんな重苦しく考えず、「イチゼロ」とか日本語で言う人の方が多い気がします。

セットカウント

プロの試合になると 6 ゲーム先取で 1 セット獲得となり、多くの大会では 2 セット先取でようやく勝利を手にすることができます。

男子の四大大会(グランドスラム)では 3 セット先取が勝利条件なので、長時間の試合が多くなります。

ゲームカウントの時と同様に、どちらかが 1 セット取るたびにゲームカウントを 0-0 にリセットして、セットカウントを集計します。

草トーナメントでは 1 セットマッチや時間制などバラバラですし、仲間内でやるときは 3 ゲーム先取とか 4 ゲームマッチとかそんなもんだと思うので、セットカウントを意識する機会は少ないかもしれません。

まとめ

テニスの点数の数え方について紹介しました。

スクールでスコアを数える機会はあまりないと思いますが、ゲームイベントや仲間内のテニスに誘われた時に実践してみましょう。

プレイに集中しすぎるとついついスコアを忘れてしまいますが、ダブルスの場合 4 人のプレイヤーがいるので、最悪でも誰かが覚えてくれているでしょう。

逆に自分がサーブじゃない時も、常にスコアを意識しておく癖をつけるといいですね。

もし試合中にスコアがわからなくなって、味方のペアの人もスコアを把握していなかった場合、恥ずかしがらずに相手チームの人にも確認してみましょう。

勝負のモチベーションも重要ですが、参加者全員が楽しくテニスができることが一番ですからね。

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フリーランスエンジニア
仕事にも趣味にも IT を駆使するフリーランスエンジニア。技術的な TIPS や日々の生活の中で深堀りしてみたくなったことを備忘録として残していきます。
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