動画配信サイトの構築(ASP編)

動画配信サイトの構築(ASP編)

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先日、動画配信サイトの立ち上げとして、インフラ周りからアプリケーションの構築まで事前調査をしてみました。

まず、動画配信でネックになるのがサーバの回線費用。サーバとクライアント間の通信が、この回線の速度に依存してきます。回線は、業者によってプランや値段が違ってきますが、そこそこ大きな費用が発生するので、サイトのピークに少し余裕を持たせたプラン選択が必要不可欠です。10Mbps 専有から 100Mbps 専有の間で落としどころを考えてみました。

その少しの余裕(落としどころ)を予測するためには、サイトの広告やプレスリリースなどの告知でどのくらい反響がありそうか、タレントを起用する場合はそのタレントの人気度も抑えておかないといけません。タレントの人気ブログなどで告知されて、アクセス過多になる可能性もゼロではありません。

次に、動画配信には大きくダウンロード型(プログレッシブダウンロード含む)とストリーミング型に分かれます。前者は動画をダウンロードしてから(プログレッシブは違う)映像を配信するもの、後者は動画を部分的にダウンロードしながら配信します。

著作権などが絡む動画については、クライアントのキャッシュに残らないストリーミングにする必要がありますが、2 次利用のリスクを無視できる場合や動画の容量がそれほど多きくない場合は、プログレッシブダウンロードで提供してもいいかもしれません。通常のダウンロード形式は選択する必要はなさそうです。

この辺はサーバのスペックや動画ファイルの容量、動画の著作権、視聴時間などのログ解析、予算などに応じて考える必要があります。また、ストリーミングを実現するには、フラッシュビデオ(Flash Video)の場合、FMS(Adobe Flash Media Server)などのミドルウエアが別途必要になります。パッケージの種類にもよりけりですが、このソフトウエアの最小構成のパッケージでも 10 万円台前半の予算は必要でしょう。

そこで、多くの企業は動画配信 ASP の利用を検討することになると思うのですが、動画配信のサービスを提供している ASP にも種類が多く迷います。例えば、J ストリーム社の JFLAT の場合は、FLAT6M のプランで、帯域が 6Mbps 保証で月に 36800 円と格安です。また、帯域幅を気にしなくても済むトラフィックの従量課金のプランもあります。

事業計画をしっかり立てて、サイトの立ち上げ時から盛り上がるまでの予測、それを踏まえたシステム開発費用を考慮していくと少しでも失敗は防げそうです。さすがにドンピシャでサイトの動きが予測できるわけはないでしょうし、予算を抑えつつ拡張性を持たせた作りが安心できそうです。

Jストリーム
Adobe Flash Media Server


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