CentOS5.5にMono環境を構築する

CentOS5.5にMono環境を構築する

MonoCentOS5.5にMono環境を構築する

Windows の IIS 上で動作している ASP.NET の Web アプリや、C# で作成した Windows アプリ(exeやdll)を Linux で動作させる場合、Mono Project が開発している Mono を利用します。Mono は、.NET Framework 互換の環境を実現するためのオープンソースソフトウェア群のことで、マルチプラットフォームであることから、Linux・UNIX(FreeBSD)・MacOS X・Solaris・Windowsで動作します。

Mono Project

早速、CentOS で環境を作ってみます。yum のリポジトリには Mono のパッケージがあるのですが、バージョンが古いので今回はソースから入れることにします。Mono は、.NET Framework の最新機能に追いつこうと日々バージョンアップしているので、新しい技術を取り入れているアプリを動作させる場合は、新しいバージョンの Mono を使った方がいいかもしれません。なお、Debian や openSUSE には Mono2.x 系のパッケージが用意されています。

さて、セットアップですが、Apache は yum からインストールしておきます。http-devel も一緒に入れておきます。次に、下記の 4 つのモジュールをダウンロードします。Mono のバージョンは 2.4 を使うことにします。

[ダウンロードするモジュール]
・libgdiplus
・Mono
・xsp
・mod_mono

モジュールのダウンロード

最初に、libgdiplus をインストールします。ダウンロードしたモジュールが /usr/local/src にあると仮定します。

$ tar -jxvf libgdiplus-2.4.2.tar.bz2

$ cd libgdiplus-2.4.2

$ ./configure

$ make

$ su -

$ make install

次に Mono をインストールします。環境によって違うかもしれませんが、configure で上記でインストールした libgdiplus の場所を指定しておきます。こちらの CentOS では、指定しない場合は /usr/lib/libgdiplus.so を探しに行っていたので、/usr/local/lib/libgdiplus.so を見に行かせる。

$ tar -jxvf mono-2.4.3.tar.bz2

$ cd mono-2.4.3

$ ./configure --with-libgdiplus=/usr/local/lib/libgdiplus.la

$ make

$ su -

$ make install

次に xsp をインストールします。xsp は .NET の Web サーバ(Javaで言うTomcat)の用途になります。

$ tar -jxvf xsp-2.4.3.tar.bz2

$ cd xsp-2.4.3

$ ./configure

$ export PKG_CONFIG_PATH=/usr/local/lib/pkgconfig

$ make

$ su -

$ make install

最後に、Apache のモジュールである mod_mono をインストールします。

$ tar -jxvf mod_mono-2.4.3.tar.bz2

$ cd mod_mono-2.4.3

$ ./configure --with-apxs=/usr/sbin/apxs

$ make

$ su -

$ make install

mod_mono のインストール確認として、Apache のモジュールに mod_mono.so が含まれていれば大丈夫です。CentOS の場合は、mod_mono.so.0.0.0 に対するシンボリックリンクになっていました。また、/etc/httpd/conf 以下に mod_mono.conf が出来上がるので、これを /etc/httpd/conf.d に移動させます。mod_mono.conf の編集で以下の 2 行を AddType の前の行に追加します。

(省略)

# 追加ここから
MonoServerPath /user/local/bin/mod-mono-server2
MonoAutoApplication disabled
# 追加ここまで

AddType application/x-asp-net .aspx
 ・
 ・
 ・
(省略)

Apache の httpd.conf を修正して、Mono 用のディレクトリを作成します。あとは、Apache を再起動して動作確認です。

[httpd.conf]

Alias /pses /var/www/test
MonoApplications "/test:/var/www/test"

<Location /test>
    SetHandler mono
</Location>

今回は、ASP.NET での Web アプリの動作手順を残しましたが、クライアントプログラムを Mono で実行する場合は、下記のコマンドで確認ができます。

[HelloWorld.cs]

using System;
public class HelloWorld {
  public static void Main() {
    Console.WriteLine("Hello C# world!");
  }
}

$ mcs HelloWorld.cs

$ mono HelloWorld.exe

Hello C# world!

Mono の最新バージョンは 2.6 ですが、make でエラーになるため今回は断念します。configure は問題なく通ります。

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