NiktoやKaliLinuxで簡易的な脆弱性診断を試してみる

NiktoやKaliLinuxで簡易的な脆弱性診断を試してみる

記事一覧NiktoやKaliLinuxで簡易的な脆弱性診断を試してみる

nginx の設定項目を見直していたのですが、診断ツールがあると便利だなっと思い探してみると、Nikto というツールに行き着きました。

2012 年が最新版で公式サイトがエラーとなって表示できないので怖いのですが、このツール自体のダウンロードは可能です。

下記のディレクトリからお好みの圧縮フォーマットでダウンロードしてください。

nikto

Niktoのインストールと実行

早速、解凍して実行できる状態にします。

まずは、ダウンロードして解凍、そして実行ファイル nikto.pl のディレクトリへ移動します。

$ cd /usr/local/src

$ wget https://cirt.net/nikto/nikto-2.1.5.tar.gz

$ tar xvfz nikto-2.1.5.tar.gz

$ cd nikto-2.1.5

ヘルプを参照する場合は、以下のコマンドで可能です。

-H オプションを使うと詳細なヘルプが確認できますが、そこそこの量になるので、ここでは簡易版のヘルプを紹介しておきます。

$ perl nikto.pl -h

Option host requires an argument

       -config+            Use this config file
       -Display+           Turn on/off display outputs
       -dbcheck            check database and other key files for syntax errors
       -Format+            save file (-o) format
       -Help               Extended help information
       -host+              target host
       -id+                Host authentication to use, format is id:pass or id:pass:realm
       -list-plugins       List all available plugins
       -output+            Write output to this file
       -nossl              Disables using SSL
       -no404              Disables 404 checks
       -Plugins+           List of plugins to run (default: ALL)
       -port+              Port to use (default 80)
       -root+              Prepend root value to all requests, format is /directory 
       -ssl                Force ssl mode on port
       -Tuning+            Scan tuning
       -timeout+           Timeout for requests (default 10 seconds)
       -update             Update databases and plugins from CIRT.net
       -Version            Print plugin and database versions
       -vhost+             Virtual host (for Host header)
                + requires a value

        Note: This is the short help output. Use -H for full help text.

この中で使用するオプションは host が一般的になりそうですが、Basic 認証を掛けているテストサイトを診断したい場合は id オプションを使うことになります。

単純に、Basic 認証を掛けている自身のサーバで試す場合は以下のコマンドになります。

ホストはループバックアドレスでも localhost でも問題ないですが、サーバの設定によっては localhost でアクセスできないケースもあるので、ループバックアドレスが無難でしょうか。

$ perl nikto.pl -id "user:password" -h 127.0.0.1

(結果は一部省略しています)

- ***** SSL support not available (see docs for SSL install) *****
- Nikto v2.1.5
---------------------------------------------------------------------------
+ Target IP:          127.0.0.1
+ Target Hostname:    localhost
+ Target Port:        80
---------------------------------------------------------------------------
+ Server: nginx
+ The anti-clickjacking X-Frame-Options header is not present.
+ No CGI Directories found (use '-C all' to force check all possible dirs)
+ Uncommon header 'x-frame-options' found, with contents: SAMEORIGIN
+ Cookie PHPSESSID created without the httponly flag
+ 6545 items checked: 0 error(s) and 7 item(s) reported on remote host
---------------------------------------------------------------------------
+ 1 host(s) tested

Niktoを使ってみた結果

結果はリクエストヘッダの一部の項目の扱いや、URL のディレクトリパス、ファイル名など細かいものが多いのと、ログなのか警告なのか分かりにくい表示であまり好感は持てませんでした。

クリックジャッキング対策用に x-frame-options 付けてるのに警告が出るのは何だろう・・・。

今回、セットアップしたばかりのサーバに簡易的にやってしまったので、ドメイン振ってリモートから試してみた方が良さそうですね。

あと、今は http ですが、これから SSL の設定をして https でのアクセスも許可するので、その場合、Nikto で SSL に対応するために perl の SSL 用のライブラリなどが別途必要になるかもしれません。

Kali Linuxを診断ツールとして利用してみる

先日、脆弱性の診断に特化した Linux ディストリビューションがあると聞いたので、Kali Linux を Vagrant 上で動かして、リモートから診断できないかと試みました。

下記のサイトからボックスファイルを探して vagrant コマンドで設定が開始できます。

Discover Vagrant Boxes | Atlas by HashiCorp

$ vagrant init starflame/kali2_linux4.0.0_amd64; vagrant up --provider virtualbox

別途、vagrant のボックスイメージで有名な www.vagrantbox.es のリストにある Kali Linux のイメージは 404 でダウンロードできませんでした・・・。

参考カテゴリ

オススメ記事

最新の投稿やよく見られているのオススメ記事一覧です。

標準出力と標準エラー出力をパイプに渡す

よく、標準出力先をファイルにリダイレクトすることはありますが、意外に標準エラー出力は使う機会がありません。しかし、やはりツールやパッケージ製品になると標準エラー出力も活用されているようです。でも、...

Linux(FreeBSD)

>>記事を確認する

主要無料ブログ5つに対する自動投稿PHPプログラム

アメブロへ楽天APIなどの情報を自動で投稿する の反響が良かったので、どうせならアメブロ以外の無料ブログの XML-RPC を使った自動投稿も紹介したいと思います。これには FC2BlogManager.php というライブ...

PHP

>>記事を確認する

snmpでデバイスの情報を取得

snmpでデバイスの情報を取得するコマンドです。これを元に、ディスクIOなどのMIB値を探します。 $ snmpwalk -v 2c -c {SNMPGROUPNAME} localhost 1.3.6.1.4.1.2021.13.15.1.1.2 (結果の一部) UCD-DIS...

Linux(FreeBSD)

>>記事を確認する

awkで指定したカラム以降をprint表示する

前回、awk で最後のカラム以外を表示してみましたが、今回は指定したカラム以降のカラムを全部表示したいと思います。 例えば、7 個の文字列がカンマで区切られているファイルがあるとしたら、3 番目のカラム...

awk / シェル

>>記事を確認する

CentOSでRedisサーバを使う

冗長化した Web サーバなどで、セッションの管理や、セッションや特定のユーザーに紐付く一時データを管理するのに memcache を使う場面は多いと思います。 その memcache の中でも主流なのが memcached です...

Linux(FreeBSD) / CentOS / Redis

>>記事を確認する

新しいぐるなびAPIで飲食店の店舗情報取得

過去に作成した「ぐるなびAPI」のプログラムや、ぐるなびの Web Service が新しくなったこともあり、API からの情報取得プログラムを書き換えてみました。 以前の記事は下記になります。 ・ ぐるなびAPIで...

WebAPI

>>記事を確認する

NginxのFastCGIキャッシュで白い画面がキャッシュされる

以前から、トップページにアクセスすると、レスポンスステータスは 200 で返ってくるのに、画面に何も表示されない現象が稀に見受けられたので調査してみました。 さすがに機会損失にも繋がるということで、...

Nginx

>>記事を確認する

Laravel5.4の認証ユーザーのパスワードハッシュについて

Laravel で用意されている認証モジュールを利用する際、ユーザーモデル(User.php)経由で登録されるパスワードのハッシュ方法について調べてみました。 Laravel 上ではパスワード文字列を bcrypt() のヘルパー...

PHP / Laravel

>>記事を確認する

Laravel5.4のコントローラコンストラクタでAuth::user()が取得できない

Laravel5.4 で認証を通したアクセスに対して、コントローラのコンストラクタでユーザモデルの値を取得しようと思ったら、なぜか Auth::user() の値が取得できなくて悩みました。 public function __construc...

PHP / PHPフレームワーク / Laravel

>>記事を確認する

NginxのHSTS(HTTP Strict-Transport-Security)の設定

「Let's Encrypt」のおかげで、全サイト SSL 化していますが、これまで nginx の設定では、http のアクセスがあった場合に https に 301 リダイレクトさせていました。 この場合、Googlebot に http のアク...

セキュリティ / Nginx / SSL

>>記事を確認する