週 1 テニスプレイヤーのくせに、ここ 1 年以上ポリガットを使い続けていたのですが、ラケットを買い替えたこともあり久し振りにナイロンガットに戻してみました。
ただ、前にナイロンガットを使っていた頃はガットへのこだわりが全くなかったので、いざガットを選ぼうと思っても知識がないため基準がわかりません。
結局、ナチュラルに近い感覚だと評判だったテクニファイバーの「X-ONE BIPHASE」を張ってみたのですが、期待していた打感が味わえなくて、ラケットと同じヨネックスにすれば良かったと思い直しています。
自分が下手くそなだけなんですけどね・・・。
そこで、ヨネックスのナイロンガット(ストリング)について、どのガットが自分に合いそうなのか調べてみました。
ナイロンガット
ポリは柔らかめのガットが人気の時代ですが、ヨネックスのナイロンガットも全体的にはソフトタイプのものが多いようです。
また、マルチフィラメント構造のものが大半なので、こちらも時代にあわせての販売戦略でしょうか。
では、主力商品をみていきましょう。
REXIS(レクシス)125/130
聞いたことのないガットでしたが、「BNPパリバオープン」を優勝した大坂なおみ選手が使っていることで有名なようです。
大坂なおみ選手は、縦のストリングがポリツアープロ(フラッシュイエロー)だということは知っていたのですが、横がナイロンだったとは意外です。
パワータイプのプレイヤーなので、てっきり横のストリングもポリなのかなっと思っていました。
ヨネックスのナイロンガットの中ではパワーショット向けで、特にラケットでボールをつかむ感覚が好きな人に合うと思います。
色は、雨上がり決死隊の宮迫さんで有名になった「オフホワイト」のみです(笑)
エアロンスーパー850
エアロンスーパーは、ヨネックスのナイロンガットで一番主流です。
その点、同じエアロンスーパーでも複数のタイプが発売されています。
エアロンスーパー
エアロンスーパー プロ
エアロンスーパー スピード
エアロンスーパー クロス
エアロンスーパー クロスタッチ
「エアロンスーパープロ」がこのシリーズの中では堅い方ですが、他は同じくらいになります。
通常のエアロンスーパーはガットの色が豊富なので使っている人も多そうですね。
ホワイト
ブラック
イエロー
ピンク
ポリツアープロのフラッシュイエローを愛用していた身としては、これのイエローも気になったので、早速購入して張り替え依頼中です。
食いつきよりは反発力が期待できるスペックのようなので、今のテクニファイバーのガットと比べてどう違うのか楽しみです。
ちなみに、エアロンスーパークロスとクロスタッチがナチュラルゴールドで、その他はホワイト系の色となっています。
マルチセンサ125/130
素材自体もナイロンではなく、ハイポリマーポリエステルと高比重ポリウレタンを合わせたものになります。
ナチュラル感覚のポチマルチと言われています。
値段も他のナイロンガットに比べると一番高い部類になります。
ボールの食いつきと打ち応えを求めたい人におすすめのガットになります。
ナイロンガットまとめ
ヨネックスのナイロンガットの定番は「エアロンスーパーシリーズ」で、「レクシス」と「マルチセンサ」が少し別格となります。
ボールの反発を期待したい人は、以下がオススメとなります。
エアロンスーパー
エアロンスーパー プロ
エアロンスーパー スピード
ボールの食いつきを求めたい人は、以下がオススメとなります。
エアロンスーパー クロス
エアロンスーパー クロスタッチ
レクシス
マルチセンサ
ナイロンガットはもっと色の種類が豊富かと思っていましたが、普通のエアロンスーパー以外は 1 色のみとなっています。
あまり打感がわからないうちは、素材が構造にそれほどこだわらず色や感覚で選んでもいいかなと思います。
ポリガット
ここからはポリガットを紹介します。
先にナイロンガットを紹介したのは、最近になってポリからナイロンに買えたことが大きいのですが、まだポリの時の印象が強く残っているので、ナイロンについてはこれから理解が深まってきそうです。
ヨネックスのナイロンガットは大きく 3 つのシリーズがありましたが、ポリについてはポリツアーの 1 つになります。
ナイロンのエアロンスーパーと同じく、シリーズの中に用途に合わせたガットが用意されているので、細かく分けると 6 種類になります。
っとさっそくガット紹介にいきたいのですが、その前にテニス初心者やテニス頻度の少ない人にポリガットが向かないワケを書いておきたいと思います。
私自身、ここ 1 年以上ポリガットを使っていたのですが、ポリにこだわりがあったわけではありません。
テニススクールのコーチから、「スイングスピードが速いからポリの方があってるよ」と勧められたからです。
ポリガットを使っていく過程で知ったことですが、ポリは耐久性に欠ける素材なので使っていなくても劣化が進みます。(ナイロンよりも早く)
コーチの場合は 2 週間くらいでガットが切れるし、張り替えたばかりの状態と 2 週間頃の状態では大きく違いを感じるそうです。
しかし、私は週 1 回テニスプレイヤーなので、ガットの張り替えを依頼して手元に届くまで最大で 1 週間空きます。
依頼日から 3 日後にガットが張られたとしたら、実際に使用する時には既に 4 日が経過していることになります。
これ自体もったいないことですし、その次のテニスがさらに 1 週間後となると、なかなか良いパフォーマンスで使い続けるのは困難です。
よって、ポリガットを使う場合は少なくても週に数回はテニスをする人、または金銭的に短期間で張り替える余裕がある人に限られそうです。
ポリツアーストライク(120/125/130)
ポリツアーシリーズの最新作で、2018 年の 3 月に登場しました。
ヨネックスのポリガットの中でも価格は高めの設定ですが、攻撃的なプレイヤーに向いているようです。
ゲーム中の性能変化が極めて少ないのが特徴で、バシバシ打ち込み続ける人でも、アウトを気にせずに使えるようになっています。
プロだと、ゲームが進むにつれて同じ打ち方をしていても、ボールが少しずつアウトしやすく伸びていってしまうそうですが、その変化が抑えられたガットということですね。
初心者には違いがわからないと思いますので上級者向けですね。
色はアイアングレー 1 色です。
ポリツアープロ(120/125/130)
多くのプロ選手が使っているガットで、大坂なおみ選手が縦ストリングとして使用していたことでも有名です。
肘や肩に優しい打球感とのことですが、やはり初心者だと堅く感じるかもしれません。
ポリの中では柔らかめの部類になるので人気になっていますが、イエローフラッシュの色がすごく奇麗なので、見た目も人気の秘訣ではないかなと思います。
色は他にグレー系のグラファイトがあります。以前はピンクもあった記憶があるのですが、廃版になってしまったでしょうか。
私もポリの最後の方はずっとこのガットを使用していました。
ポリツアーエア(125)
エアと言うだけあって、軽快な打球が特徴のガットです。
軽快さがウリなので、あまり食いつき気味のガットが好きじゃない人はあってそうです。
あまり特徴はわかりませんが、スカイブルーの色も綺麗ですね。
ポリツアースピン(120/125)
ポリツアーのスピンモデルです。もう 1 つ、少し製法が異なる「スピンG」というモデルがあります。
日本人では、西岡良仁選手や元プロの「伊達公子」選手が使っています。
色は、ブラックとコバルトブルーの 2 色が用意されていますが、コバルトブルーは綺麗ですね。
ヨネックスのカラーは原色というよりは蛍光色に近い色味が多いので、見た目もいいですね。
ポリツアーファイア(120/125/130)
ハードヒッター向けのモデルです。
プロでは、ケルバー選手やヒンギス選手が使用しています。
色はレッド 1 色で、こちらも「スピンG」と同じくスピン量がアップする製法で作られています。
最近使っているガットとテンション
私が 2019 年に試したガットは以下の通りです。
・ヨネックス(ポリツアープロ&レクシス)
・トアルソン(オールターゲット)
・ヨネックス(エアロンスーパー)
EZONE98 のラケットを使っていた 2019 年初旬は、大坂なおみにも注目していたので、大坂なおみモデルのハイブリッドガットを購入しました。
ポリツアープロは自分には合っていると思うのですが、レクシスがどうもしっくりこない。
また、耐久性や肩のことを考えて、現在はナイロンガットを中心に使っています。
下手くそなので調子に左右される部分はあると思いますが、ナイロンもヨネックスのエアロンスーパーがあっている気がします。
やはりイエロー(フラッシュイエロー)は、どのラケットに張っていてもキレイですね。
また、テンションは 52 です。多分、縦は 52 なんだけど、横はコーチがいい感じに仕上げてくれていると思うので 50~51 くらいなのかな?
テンション 52 って言ったら、てっきり縦も横も 52 で張るものなのかと思ってました・・・。
2020 年は、コーチとも相談しながらエアロンスーパーを中心にテンションを微調整していこうかなと思っていますので、テンションの変化についてもお伝えしていけたらと思います。
まとめ
ヨネックスのポリガットはポリツアーシリーズのみで、新製品として「ストライク」、製法が異なるものとして「スピンG」と「ファイア」があります。
ボールの反発を期待したい人は、以下がオススメとなります。
ポリツアー ファイア
ポリツアー スピン
ポリツアー スピンG
ポリツアー ストライク
ボールの食いつきを求めたい人は、以下がオススメとなります。
ポリツアー プロ
ポリツアー エア
意外にもポリガットの種類によっては色の選択肢があるので、ラケットを着飾ることもできます。
初めてポリガットを使う人は、当たりが柔らかめのプロかエアがいいかもしれません。
一応、ヨネックスのポリガットは耐久性もウリにしているようですが、やはりポリには変わりないので、長く使うよりは短いスパンでの使用をおすすめします。
ポリを 2 ヶ月くらい使い続けると肘への負担が大きくなるという人が周りに何人かいましたが、時間が経過するとガットが緩んでくるので、逆に負担は減りそうな気もします。
この辺は、どんな理由があるのか調べてみたいですね。
