馬場状態で1番人気は変わる?芝レースの成績から見る買い時と見送り時の判断
saratogax
明日の馬券に役立つ競馬データ分析
競馬で馬券を組み立てるうえで「1番人気」の存在は欠かせませんが、その信頼度は出走するレースのクラスによって大きく変わることをご存知でしょうか?
今回はJRAの2022年〜2024年のダートレースにおける、1番人気馬のクラス別成績を徹底分析し、買うべきレースと見送るべきレースを整理しました。
以下は、2022年~2024年の 3 年間データを分析した結果です。
項目 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
新馬 | 31.9% | 60.4% | 80% | 81% |
未勝利 | 35.1% | 68.5% | 77% | 84% |
1勝 | 33.8% | 65.1% | 82% | 87% |
2勝 | 36.5% | 61.5% | 88% | 84% |
3勝 | 32.2% | 58.2% | 83% | 82% |
OP | 28.2% | 58.9% | 71% | 82% |
OP(リステッド) | 18.5% | 53.7% | 52% | 76% |
G3 | 33.3% | 66.7% | 77% | 91% |
G2 | 0.0% | 100.0% | 0% | 130% |
G1 | 50.0% | 50.0% | 136% | 80% |
重賞 | 33.3% | 66.7% | 80% | 92% |
牝馬限定 | 33.8% | 67.1% | 80% | 85% |
ハンデ戦 | 29.8% | 55.3% | 83% | 80% |
まず注目したいのは、未勝利戦・1勝クラス・2勝クラスのデータです。
いずれのクラスでも勝率・複勝率ともに高く、回収率も安定。
1番人気を軸に据えても妙味のあるレースが多いと言えるでしょう。
一方で、クラスが上がるほど成績は厳しくなる傾向もあります。
特にリステッド競走では、人気を裏切るケースが多く見受けられました。
このあたりのクラスでは、過信せず他馬との比較が重要になってきます。
一方で、意外と狙い目なのがG3レースや牝馬限定戦。
G3戦は信頼度と妙味のバランスが非常に優れており、牝馬限定戦もデータ上は1番人気がしっかり結果を出している傾向です。
ダート戦における1番人気の成績は、クラスによって様々です。
下級条件では安定感があり、馬券の軸にしやすい一方で、オープンクラス以上では慎重な見極めが求められます。
G3や牝馬限定戦のような「意外な穴場」も存在するため、クラスごとのデータを把握することで、より的確な馬券戦略が立てられるようになります。
日々の予想にぜひこのデータをご活用ください!