内枠が圧倒的に不利な芝コースワースト5を分析!
競馬では「内枠が有利」と思われがちですが、実際にはコース形状や距離によってその傾向は大きく異なります。
今回はJRAの全芝コースから、「内枠が圧倒的に不利なコース」をデータで徹底検証しました。
「実は買ってはいけない内枠」が存在することを知っていれば、無駄な馬券を減らし、回収率アップにもつながります。
1枠の馬の勝率ワーストな芝コース
以下は、2022年~2024年の 3 年間データを分析した結果です。
項目 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
京都・芝1200 | 4.0% | 21.3% | 22% | 66% |
新潟・芝1200 | 3.6% | 10.8% | 17% | 28% |
中山・芝2500 | 2.6% | 21.1% | 7% | 84% |
新潟・芝1000 | 1.6% | 6.4% | 88% | 47% |
阪神・芝2200 | 0.0% | 20.7% | 0% | 55% |
阪神・芝2200m【勝率0.0%/複勝率20.7%】
まさかの勝率0%。内枠から逃げても差しても結果が出ていないこのコースは、明らかに不利なレイアウト。
スタート直後の下り坂+カーブの位置が、内枠にとってマイナス要因となっている可能性があります。
新潟・芝1000m(直線競馬)【勝率1.6%/複勝率6.4%】
有名な直線競馬。外枠有利なのは競馬ファンの常識ですが、改めて内枠の不利さがデータで証明されています。
外ラチ沿いを通れる外枠に対し、内枠は進路取りで完全に後手を踏みがちです。
中山・芝2500m【勝率2.6%/複勝率21.1%】
スタートから1周半のタフな中距離戦。内枠はコーナーで詰まりやすく、外からスムーズに運ぶ馬に比べて明らかに不利。
勝率・単勝回収率ともに壊滅的で、狙いづらいコースといえます。
新潟・芝1200m【勝率3.6%/複勝率10.8%】
直線が長く、瞬発力勝負になりやすい新潟芝1200m。
内枠は馬群に包まれやすく、進路確保に苦労する場面が目立ちます。
単勝回収率わずか17%というデータからもリスクの高さが浮き彫りです。
京都・芝1200m【勝率4.0%/複勝率21.3%】
最後は京都のスプリント戦。スタートから加速が求められるこのコースでは、外からスムーズに流れに乗れる馬の方が結果を残しています。
内に包まれた馬は力を出せず終わるケースも多く、回収率の低さがそれを裏付けています。
まとめ:内枠は常に有利とは限らない
今回の分析からもわかる通り、芝コースにおいて内枠が致命的に不利なコースは実在します。
特に「勝率5%未満」「単勝回収率20%以下」のような数字が出ている場合は、安易に内枠を信じない方が賢明です。
これらの傾向を理解すれば、人気薄の外枠に妙味を感じたり、内枠を見切る判断材料にもなります。
今後の馬券戦略に、ぜひお役立てください。