新潟芝1600m(外回り)は枠順がカギ?注目の傾向をデータで分析
saratogax
明日の馬券に役立つ競馬データ分析
夏競馬の風物詩とも言える、新潟競馬場の芝1000m戦。
スタートからゴールまで直線のみという独特なコース形態から、テンのスピードや枠順、馬場状態などが大きな影響を与える条件として知られています。
今回注目したのは、「前走からの馬体重の変化」と成績との関係です。
果たして、どのような傾向が見られたのでしょうか?
以下は、2022年~2025年途中までの 3 年半のデータを分析した結果です。
項目 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
前走減 | 7.5% | 17.6% | 85% | 64% |
同体重 | 7.0% | 22.2% | 76% | 64% |
前走増 | 4.7% | 18.1% | 33% | 66% |
データを分析してみると、前走から馬体が増えていた馬は、勝率・複勝率ともに他のグループよりもやや低い水準にあることが分かりました。
さらに単勝・複勝の回収率を見ても、いずれも平均を下回っており、馬券的な妙味はやや薄い結果となっています。
一方で、前走で馬体が減っていた馬や、馬体が変わらなかった馬は、成績が比較的安定しており、回収率も悪くない水準に収まっています。
新潟芝1000mでは、好スタートからいかにスムーズに加速し、先手を取れるかが鍵になります。
その点で、馬体増が馬の瞬発力や動きのキレに影響を与えている可能性は否定できません。
もちろん、馬体増がすべてマイナスというわけではありませんが、直線競馬特有の条件を踏まえると、前走から馬体重が大きく増えている馬に対しては慎重な見極めが必要かもしれません。
新潟千直は特殊な舞台設定ゆえ、ちょっとした情報が大きな差につながります。
馬券を組み立てる際には、パドックでの状態に加え、「前走との馬体重の比較」にも目を向けてみると、より精度の高い予想ができるのではないでしょうか。
新潟芝1000mを攻略するヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。