【一口馬主の相馬眼】初仔は避けるべき?狙い目は?募集時の馬体重・管囲の黄金比を徹底解説
saratogax
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「元出資馬の子供が募集リストに載った!でも、初仔ってサイズが小さいし、体質が弱そうで不安……。」
一口馬主を続けていると、誰もが直面するこの悩み。
特に最近人気の400口や2000口募集のクラブでは、選択肢が多い分、自分なりの「物差し」を持つことが重要です。
今回は、初仔のメリット・デメリットから、募集時期にチェックすべき具体的な数値基準まで、失敗しないためのポイントを整理しました。
Contents
1. 初仔(はつこ)のジンクスは本当?
一般的に「初仔は走らない」と言われることもありますが、実際にはどうなのでしょうか。
- 馬格の懸念: 初めての出産では母馬の産道が狭く、胎児が大きく育ちにくいのは事実です。統計的にも経産馬より15kg〜20kgほど軽く出る傾向があります。
- 勝ち上がり率: 全体の平均で見ると、経産馬に比べて10%〜15%ほど低くなるデータもあります。
- 一発の魅力: 一方で、母馬の繁殖能力がフレッシュなため、ジェンティルドンナやエピファネイアのように「初仔・2番仔」から超大物が出るケースも珍しくありません。
2. 出資を決める「合格ライン」の測尺データ
募集が始まる「1歳7月」時点での測尺は、その後の成長を占う最大のヒントです。以下の数値をひとつの基準にしてみてください。
1歳7月時点の推奨基準表
| 項目 | 牝馬(目標) | 牡馬(目標) | 危険信号 |
|---|---|---|---|
| 馬体重 | 400kg 〜 430kg | 420kg 〜 450kg | 380kg以下 |
| 管囲 | 19.5cm以上 | 20.5cm以上 | 19.0cm未満 |
3. 「生まれ月」で見る数値の補正術
募集時の数字を額面通りに受け取ってはいけません。
- 1月・2月生まれ(早生まれ): この時期に400kgを切っている場合、成長の余力が少ない可能性があります。
- 4月・5月生まれ(遅生まれ): 現在は小さく見えても、デビューまでに50kg以上増える「化ける馬」が隠れている可能性があります。
4. 成功を引き寄せる「厩舎・育成」との縁
どれだけ良血の初仔でも、仕上げが難しいのは事実です。
初仔はどうしても「サイズ」という目に見える弱点に目が行きがちですが、そこを補うのが「育成の質」と「厩舎の腕」です。
例えば、小柄な馬を無理に使い込まず、成長曲線に合わせて仕上げるノウハウがあるトップ厩舎や、ノーザンファームのような定評ある育成牧場の馬であれば、数値上のビハインドを十分にカバーできます。
「馬格のなさを、技術と環境で補完できているか」という視点を持つことが、初仔選びで後悔しないための秘訣です。
結局のところ、初仔はリスクもありますが、それを上回る『母馬譲りの活力』というロマンがあります。測尺という冷静な視点と、血統への情熱のバランスをうまく取っていきたいですね。
まとめ
「初仔だから」と一律に避けるのは、名馬との出会いを逃すことになりかねません。
- 募集時に400kg前後の馬格があるか
- 管囲はしっかりしているか(19.5cm〜20.5cm)
- 信頼できる厩舎・育成環境か
この3点さえクリアしていれば、元出資馬への「情」を「自信」に変えて出資して良いでしょう。皆さんの愛馬選びが素敵なものになりますように!
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