新潟芝1600m外回りで好走する馬の“前走距離”とは?
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明日の馬券に役立つ競馬データ分析
新潟競馬場の芝1600m(外回りコース)は、長い直線とワンターンの形状が特徴。
枠順による有利・不利が比較的少ないと思われがちですが、実際の成績を見ると明確な傾向が見えてきます。
ここでは、各枠番ごとの勝率や回収率などをもとに、馬券戦略に役立つデータをご紹介します。
以下は、2022年~2025年途中までの 3 年半のデータを分析した結果です。
項目 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 4.9% | 17.1% | 65% | 51% |
2枠 | 9.9% | 19.1% | 78% | 45% |
3枠 | 3.7% | 22.8% | 32% | 105% |
4枠 | 7.0% | 18.2% | 104% | 115% |
5枠 | 9.2% | 27.0% | 95% | 108% |
6枠 | 4.9% | 21.0% | 18% | 64% |
7枠 | 8.5% | 24.3% | 64% | 100% |
8枠 | 7.7% | 18.9% | 65% | 55% |
1枠の勝率は4.9%、複勝率は17.1%、回収率は単勝65%、複勝51%と、全体的に低調な成績。
スタートから外へ進路を取るのが難しく、包まれやすいため、ポジション取りで苦労する馬が多いと考えられます。
2枠はやや勝率が上がるものの、複勝回収率はさらに下がっており、積極的に狙うには心もとない印象です。
特に注目したいのが4枠と5枠。
4枠は単勝回収率104%、複勝回収率115%と高水準。
5枠も複勝率27.0%、複勝回収率95%と好成績を残しています。
このあたりの枠からは、包まれるリスクを軽減しつつもロスなく運べる馬が多いと考えられ、人気薄でも好走するケースが目立ちます。
新潟外回りは「外差しが決まりやすい」とされる一方、極端な外枠が不利になることも少なくありません。
実際に、8枠の勝率は7.7%、複勝率18.9%、単勝回収率65%と可もなく不可もない成績です。
ただし7枠は複勝回収率100%、6枠もまずまずの安定感を見せており、展開次第では十分に狙える枠といえるでしょう。
新潟芝1600mでは、内枠=不利、外枠=有利と単純に決めつけるのは早計ですが、傾向としては「内すぎず外すぎず」の中枠が妙味のある枠順と言えそうです。
各馬の脚質や並び、展開を踏まえながら、「中枠で先行できるタイプ」などを選ぶと、高配当のヒントが得られるかもしれません。