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札幌競馬場の芝1800mは、夏競馬の中でも注目されるコースのひとつです。
このコースでは、騎手や枠順だけでなく、「脚質」が馬券の的中率や回収率に大きく影響を与えることが知られています。
今回は、2022年以降の札幌芝1800mにおける脚質別の成績をもとに、どのような馬を狙うべきかを分析していきます。
分析データ
以下は、2022年~2025年途中までの 3 年半のデータを分析した結果です。
項目 |
勝率 |
複勝率 |
単勝回収率 |
複勝回収率 |
逃げ | 16.2% | 47.1% | 72% | 108% |
先行 | 17.0% | 49.5% | 125% | 138% |
中団 | 5.6% | 18.4% | 105% | 59% |
後方 | 1.0% | 5.6% | 4% | 16% |
マクリ | 18.8% | 31.3% | 211% | 63% |
※表は横スクロールできます
逃げ・先行馬が圧倒的に有利なコース構造
まず注目したいのは、逃げ馬と先行馬の好成績です。
逃げ馬は【勝率16.2%・複勝率47.1%】という安定した成績を残しており、複勝回収率は108%とプラス収支。
スタートから主導権を握り、スムーズな展開に持ち込めれば、高確率で好走しています。
さらに目を引くのが先行馬の回収率の高さです。
勝率は逃げ馬を上回る【17.0%】、複勝率も【49.5%】と優秀な数字を記録しており、単勝回収率125%、複勝回収率138%と妙味ある脚質といえるでしょう。
人気薄でも前目につける馬には注目する価値があります。
中団以下の馬は信頼性が下がる傾向
一方、中団や後方からレースを進める馬の成績は振るいません。
中団の馬でも【勝率5.6%・複勝率18.4%】と数字が大きく落ち込み、複勝回収率も59%にとどまります。
後方から追い込むタイプになると、さらに信頼度は下がり、勝率はわずか1.0%、複勝率も5.6%、回収率も大幅マイナスと苦戦が続いている状況です。
札幌の芝1800mは、コーナーが4つある小回りコースで、ペースが落ちにくく、直線も短いため、後方一気の脚質では届きにくいという構造的な特徴が成績に表れています。
番外編:マクリ馬の存在
少数ながらも、「マクリ」に分類される馬の成績は【勝率18.8%・複勝率31.3%】と高い水準を記録しています。
単勝回収率は211%と非常に高く、展開がはまった際には高配当を演出する脚質ともいえるでしょう。
ただし、出現頻度が少ないことから、過信は禁物です。
馬券戦略に活かすためのヒント
札幌芝1800mで馬券を組み立てる際は、まず逃げ・先行の脚質を重視することが基本戦略になります。
そのうえで、前走でも積極的に前につける競馬ができていた馬や、先行力を発揮しやすい枠順・騎手との組み合わせに注目すると良いでしょう。
特に、先行馬は妙味があり、中位人気の先行馬でも十分な回収率が期待できます。
人気に左右されずに脚質に着目することが、札幌芝1800m攻略の鍵となりそうです。
まとめ
札幌競馬場芝1800mでは、コース形状の影響により逃げ・先行馬が圧倒的に有利な傾向が見られます。
その中でも特に先行馬は、勝率・複勝率ともに高水準で、回収率面でも優秀な成績を残しています。
一方、差し・追い込み馬は苦戦が目立ち、馬券の軸には不向きといえるでしょう。
展開や馬場傾向に応じて柔軟に対応することも大切ですが、基本方針として「前につける脚」を持った馬を重視することで、札幌芝1800mの馬券的中率と回収率の向上につながると考えられます。
ABOUT ME
はじめまして。競馬のデータ分析を中心に情報発信をしているルンルンです。
「なんとなくの勘」ではなく、数字に基づいた予想で的中率と回収率を高めることをテーマに、JRA全場のレース傾向や馬の成績、脚質別の勝率などを日々分析しています。
主に扱っているのは、
過去数年分のレース結果の傾向分析
枠順や脚質、人気別のパフォーマンス
回収率を意識したデータ重視の買い方
競馬はロマンとギャンブルの間にある、奥の深いデータゲームだと思っています。
このブログでは、「明日の馬券に役立つ分析」をモットーに、初心者の方にもわかりやすいデータ予想を目指しています。
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