騎手(ジョッキー)
PR

岩田望来 騎手データ分析|得意条件・人気別成績・重賞の信頼度を「妙味」で読む

saratogax
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

~JRA の中堅・実力派ジョッキー岩田望来を「どこで買えば人気以上に走るか」までデータで押さえる~

岩田望来騎手は、関西を拠点に騎乗数を増やしてきた中堅・実力派のジョッキーです。

本ページの集計期間(2022年1月〜2026年4月)の総騎乗数は 3,404 鞍と、JRA でもトップクラスの依頼数を誇ります。

とくに、単勝回収率 89%・複勝回収率 80%とトップ騎手のなかでも妙味の高い水準を維持しており、「中堅・実力派ティア」の代表例と言える存在です。

馬券として考えると、「強い」ことと「買って儲かる」ことは別問題ですが、岩田望来騎手はトップ層の人気馬とは違い、人気が一段下がる場面で妙味が出やすいタイプです。

このページでは、岩田望来騎手の成績を「人気との乖離(妙味)」の視点で整理し、脚質タイプ・重賞での信頼度・人気帯ごとの狙い目を一望できるようにまとめます。

このページでわかること

・岩田望来の「買いどころ・消しどころ」早見表(脚質タイプ/中央場・ローカル/重賞信頼度/人気の妙味)
人気別成績(1番人気は過剰評価か/妙味の出る人気帯はどこか)
重賞・G1 での信頼度と平場との差
競馬場別/距離別/芝ダート別の得意・不得意の傾向
脚質の傾向と、テン乗り(初騎乗)時の成績
・馬券での具体的な使い方(軸にする条件/ヒモに回す条件/消す条件)

※本ページの数字は 2022年1月〜2026年4月(約4年4か月)の JRA データをもとにしています(出典:JRA-VAN のデータをもとに当サイトで集計)。各表には騎乗数(母数)を併記しています。サンプルの少ない条件は「参考」としてご覧ください。数字は「こうなりやすい」という傾向の目安で、当日の馬場・展開・馬の調子とあわせてご判断ください。

結論:岩田望来の「買いどころ・消しどころ」早見表

細かいデータの前に、まず結論です。

下表は、このページの内容を 5 つの観点で要約した「結論早見表」です(他の騎手と並べて比較したい場合は、JRA 騎手データ分析まとめ(ハブ) の早見表をどうぞ)。

観点岩田望来の傾向
脚質タイプ逃げ・先行の前々競馬が軸。とくに逃げが打てた時の破壊力がシリーズ最大級(勝率 27.9%・単勝回収率 250%)。後方からの追込はかなり厳しい(勝率 4.0%・単勝回収率 21%)。
中央場 / ローカル関西開催が主戦場(阪神・京都・中京)。中央・ローカルとも単勝回収率 88〜92% と高水準で、どちらでも買える。新潟(単勝回収率 177%)・中山(単勝回収率 121%)でも妙味。小倉だけは苦手。
重賞の信頼度○(条件付き):重賞 GⅢ・GⅡ は単勝回収率約 116% とプラス収支水準(GⅢ 単独で単 148%)。一方 G1 は本期間でサンプル 64 鞍・勝率 1.6%・単勝回収率 16% とまだこれから。
人気帯の妙味1 番人気は勝率 34.3%・単勝回収率 80% で堅実。狙い目は 4〜6 番人気(騎乗数 1,046・単勝回収率約 104%)。「人気を落とした岩田は買い得」が成立する典型。
一言でいうと妙味のある中堅・実力派の代表例。逃げ・先行 × 阪神・京都 × 4〜6 番人気 × 重賞下級が三本柱。2025〜2026 年は単勝回収率が 100% を超えて伸び盛り。
※表は横スクロールできます

以下、それぞれの根拠となるデータを順に見ていきます。

プロフィールと年別成績の推移

岩田望来騎手は、栗東所属の JRA 騎手です。

関西を拠点に騎乗数を伸ばしてきた中堅で、近年は JRA リーディングでも上位の常連となっています。

本ページの集計期間(2022年1月〜2026年4月)の総騎乗は 3,404 鞍、勝率 13.2%・複勝率 34.2%

勝率は 1〜2 番人気を量産するトップ層と比べれば控えめですが、騎乗数の多さ=厩舎からの信頼の厚さを示しており、相対的に妙味の出やすい人気帯に乗る機会が多いのが特徴です。

年別の推移は次のとおりです。

騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
2022年78613.1%33.2%82%77%
2023年87712.9%33.4%85%80%
2024年77811.4%32.4%84%77%
2025年67114.2%34.3%102%83%
2026年(1〜4月)29217.5%43.8%108%85%
※表は横スクロールできます/2026年は4月時点

注目すべきは 2025〜2026 年の伸びです。

2025 年は勝率 14.2%・単勝回収率 102%、2026 年は 4 月時点で勝率 17.5%・複勝率 43.8%・単勝回収率 108% と、明確に数字が一段上がってきています。

2022〜2024 年は単勝回収率 82〜85% の「妙味の高い中堅」だったのが、2025 年以降は「ベタ買いでもプラス収支に乗る水準」に達してきており、馬券的にも今もっとも目が離せない 1 人です。

主な GⅠ 勝ち鞍

本ページの集計期間(2022年1月〜2026年4月)における JRA GⅠ 勝ち鞍は、次のとおりです。

  • 2歳GⅠ:阪神ジュベナイルフィリーズ(アルマヴェローチェ)

本期間内の JRA GⅠ 勝利は 1 勝で、まだ「G1 の主役」というよりは、これから G1 タイトルを積み上げていく段階のジョッキーです。

後述のとおり、岩田望来騎手の馬券的な妙味は G1 ではなく、1〜3 勝クラスや GⅢ・GⅡ の重賞下級に強く出ています。

※レース名・馬名は JRA 公式の重賞競走成績にもとづいて記載しています。

総合成績(芝・ダート)

まずは全体の成績と、芝・ダートの内訳です。

区分騎乗数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
全成績3,40413.2%23.5%34.2%89%80%
1,64813.4%23.5%35.7%91%85%
ダート1,75613.1%23.5%32.8%87%74%
※表は横スクロールできます

勝率・複勝率は芝・ダートともにほぼ同じで、馬場を問わず安定して結果を出すタイプです。

注目したいのは回収率です。

JRA の控除率を踏まえると、騎手をベタ買いした場合の単勝回収率はおおむね 75〜80% が「ふつう」のラインです。

岩田望来騎手は全体で単勝回収率 89%・複勝回収率 80%

「ふつう」のラインを単勝で 10 ポイント前後、複勝でも控除率ぎりぎりまでクリアしており、ベタ買いでもほぼ収支トントンに近づける水準です。

同期間の川田将雅(単 78%・複 83%)や C.ルメール(単 71%・複 81%)と比べても、単勝回収率は岩田望来のほうが明確に上――「中堅・実力派の妙味」がそのまま数字に表れています。

芝とダートで比べると、芝のほうが複勝回収率は高め(複 85% / 74%)。単勝はほぼ同水準(91% / 87%)なので、軸として使うなら芝、ダートは押さえまでの使い分けが効率的です。

人気別成績 ── 妙味はどの人気帯に出るか

岩田望来騎手を馬券で扱ううえで、もっとも重要なのがこの人気別成績です。

「1 番人気での信頼度」と「人気を落としたときの妙味」は、まったく別の話だからです。

人気帯騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1 番人気46634.3%68.7%80%89%
2〜3 番人気90318.6%49.2%約87%約84%
4〜6 番人気1,0469.5%28.8%約104%約83%
7 番人気以下9892.4%10.0%約81%約68%
※表は横スクロールできます/グループの回収率は構成セルの騎乗数で加重した概算

まず 1 番人気。勝率 34.3%・複勝率 68.7% と、しっかりと結果を出しています。

単勝回収率 80% は「ふつう」のライン並みで、本命視で軸に固定するのは妥当な選択です。

2〜3 番人気は勝率 18.6%・単勝回収率約 87%・複勝回収率約 84% と、こちらも好水準。「軸の二番手・3 連系の相手」として安心して使えるゾーンです。

そして本ページで一番おもしろいのが、4〜6 番人気の中位ゾーンです。

勝率は 9.5%・複勝率 28.8% と落ちますが、単勝回収率は約 104%

つまり、4〜6 番人気の岩田望来はベタ買いでもプラス収支に乗る水準にあります。

内訳を見ると、5 番人気(単勝回収率 118%)と 6 番人気(単勝回収率 119%)が特に高く、この帯の岩田望来は典型的な「人気を落とした実力派の買い得ゾーン」です。

「人気を落としているのに、それでもそこそこ来る」――この乖離こそが、岩田望来騎手の馬券的なおいしさです。

7 番人気以下は勝率 2.4%・単勝回収率約 81%。とくに 10〜11 番人気あたりは個別セルで単勝回収率 130〜142% と高めですが、サンプル各 100 鞍前後でブレが大きく、「狙えば必ず取れる」帯ではありません。

まとめると、本命人気では安心して軸、4〜6 番人気では“あえて軸”や単勝・複勝の押さえ、7 番人気以下は薄く拾う――というのが、岩田望来騎手との付き合い方です。

「どの人気帯の単勝を、どんな条件で買えば的中率と回収率が両立するのか」を体系立てて学びたい方は、こちらの教材も参考になります。

重賞・G1 での信頼度(クラス別成績)

次に、出走クラス別の成績です。

「平場では強いが大舞台になると…」というタイプもいれば、重賞でこそ買い得になるタイプもいます。

クラス騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
新馬・未勝利1,35013.3%35.9%約82%約83%
1〜3 勝クラス1,63214.4%34.8%約97%約78%
OP・L(リステッド)1879.6%29.9%約80%約74%
重賞(GⅢ・GⅡ)17110.5%27.5%約116%約79%
G1641.6%12.5%16%45%
※表は横スクロールできます/グループの回収率は構成セルの騎乗数で加重した概算

注目したいのは、重賞(GⅢ・GⅡ)の単勝回収率約 116%です。

とくに GⅢ 単独では単勝回収率 148%(騎乗数 95・14 勝)と非常に高く、「岩田望来の GⅢ は黙って単勝で押さえる」くらいの存在感があります。

GⅡ は単勝回収率 75% とややサンプル振れもありますが、重賞全体としてはベタ買いでプラス収支に乗る水準で、馬券的な妙味が非常に強いゾーンです。

次に注目は1〜3 勝クラス。騎乗数 1,632 鞍と全体の半数近くを占め、勝率 14.4%・単勝回収率約 97%

下級条件での岩田望来は、軸としての信頼度と回収率の両立がとれており、条件戦の馬券では非常に使いやすい騎手です。

一方、G1 は明確に割引が必要です。本期間内の騎乗数 64 鞍・勝率 1.6%・単勝回収率 16% と、現時点ではまだ「G1 の主役」とは言えません。

G1 週の馬券では、岩田望来騎手を本命視するのは慎重に――重賞下級でこそ買い得、というのが現時点でのキャラクターです。

新馬・未勝利は単勝回収率約 82%・複勝回収率約 83% と「ふつう〜やや上」の水準。軸として使えますが、重賞・1〜3 勝クラスほどの妙味はありません。

コース・条件別の傾向(距離・競馬場)

ここからは、距離帯・競馬場ごとの傾向です。

※細かい条件ほどサンプルが小さくなりやすいので、騎乗数の少ない条件はあくまで参考としてご覧ください。コース形態そのもの(枠順・脚質バイアス)の深掘りは 枠順アナリティクス が詳しいので、併用がおすすめです。

距離帯別

距離帯騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1000〜1300m(短距離)54513.9%36.1%95%83%
1400〜1600m(マイル前後)1,18512.9%33.2%95%84%
1700〜2000m(中距離)1,41413.9%35.0%89%77%
2100〜2400m(中長距離)2129.0%31.1%50%68%
2500m〜(長距離)4814.6%27.1%78%58%
※表は横スクロールできます

短距離(1000〜1300m)・マイル前後(1400〜1600m)・中距離(1700〜2000m)の主要 3 帯は、いずれも単勝回収率 89〜95%・複勝率 33〜36% と高水準で安定

2,000m 以下のレースであれば、岩田望来騎手は距離を問わず買って損しにくいと言ってよいでしょう。

もっとも騎乗数が多いのは 1700〜2000m(1,414 鞍)で、勝率 13.9%・複勝率 35.0%。続いて 1400〜1600m(1,185 鞍)と、マイル〜中距離が主戦場です。

一方、2100〜2400m の中長距離は明確に苦戦中。勝率 9.0%・単勝回収率 50%・複勝回収率 68% と、距離帯のなかで一番数字が落ちます。

クラシック路線・古馬中長距離での本命視は、現時点では割引いて考えるほうが安全です。

長距離(2500m〜)は騎乗数 48 鞍と少なく参考扱いですが、勝率 14.6%・単勝回収率 78% と「ふつう」のラインで、こちらは過剰に割り引く必要はなさそうです。

競馬場別(中央場 vs ローカル)

競馬場ごとの傾向は、まず中央場(東京・中山・京都・阪神)ローカル(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)の大きく 2 つで押さえます。

区分騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
中央場(東京・中山・京都・阪神)2,54413.4%34.8%約88%約81%
ローカル(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)86012.7%32.3%約92%約76%
※表は横スクロールできます/回収率は構成場の騎乗数で加重した概算

中央場(単勝回収率約 88%)とローカル(同約 92%)がどちらも高水準でほぼ同レベル――他のトップ騎手と比べてもっとも目立つ特徴です。

多くのトップ騎手は「中央場では人気を被って回収率が下がる」「ローカルでは妙味が出る」という偏りが出ますが、岩田望来騎手はどちらの開催でも安定して買えるのが強みです。

競馬場ごとの細かい成績は下表のとおりです(騎乗数の少ない場は参考扱い)。

競馬場騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
阪神1,12214.4%38.3%76%85%
京都92014.1%34.7%97%80%
中京62713.2%33.8%93%76%
東京3278.3%23.9%89%67%
中山17513.1%33.7%121%81%
小倉1159.6%24.3%42%50%
新潟8113.6%29.6%177%92%
札幌258.0%40.0%36%(参考)166%(参考)
福島1216.7%33.3%62%(参考)55%(参考)
※表は横スクロールできます/函館は当期間の騎乗なし/札幌・福島はサンプル僅少のため参考扱い

場別で見ると、もっとも騎乗数が多いのは阪神(1,122 鞍)で、勝率 14.4%・複勝率 38.3%。単勝回収率は 76% と数字こそ目立ちませんが、複勝率の高さと複勝回収率 85% を考えると、複勝・ワイドでは堅実に拾える主戦場です。

続く京都(920 鞍)は勝率 14.1%・単勝回収率 97% と、ベタ買いに近い水準でほぼプラス収支。中京(627 鞍)も単勝回収率 93% と、関西 3 場で安定して買えるのが岩田望来の強みです。

とくに注目したいのが新潟と中山です。

新潟は騎乗数 81 鞍ながら単勝回収率 177%・複勝回収率 92%、中山は 175 鞍で単勝回収率 121%・複勝回収率 81%と、どちらも明確にプラス収支に乗る妙味場です。

関東遠征の岩田望来は機会こそ多くないものの、出てきたら積極的に狙いたい存在と言えます。

逆に、小倉は明確に苦手寄り(勝率 9.6%・単勝回収率 42%・複勝回収率 50%)。関西所属とはいえ、小倉開催での本命視は慎重にしたいところです。

東京は騎乗数 327 鞍と多めですが勝率 8.3%・複勝率 23.9% と数字が地味で、関西ベースの岩田望来にとっては「アウェイ寄り」の場と言えそうです。

脚質の傾向

岩田望来騎手の脚質タイプです。

想定される位置取りがわかると、馬券の組み立てがしやすくなります。

脚質該当数(構成比)勝率複勝率単勝回収率
逃げ226(6.6%)27.9%52.7%250%
先行1,166(34.3%)18.4%44.3%109%
差し(中団)1,394(41.0%)10.5%31.1%77%
追込(後方)597(17.5%)4.0%14.1%21%
まくり20(0.6%)15.0%50.0%33%
※表は横スクロールできます/構成比は脚質判定のついた 3,403 鞍を母数とする

本ページのデータでもっとも目を引く数字が、ここにあります。

逃げ:勝率 27.9%・複勝率 52.7%・単勝回収率 250%

頻度は全体の 6.6% と多くありませんが、ハナを切れた時の破壊力は今回の集計対象騎手のなかで最大級。単勝回収率 250% は、ベタ買いで賭け金の 2.5 倍が戻ってくる水準です。

「岩田望来の逃げ宣言」が出たレースの単勝・複勝は、それだけで買い目に加える価値がある水準と言ってよいでしょう。

先行も騎乗の約 3 割(34.3%)を占め、勝率 18.4%・複勝率 44.3%・単勝回収率 109% と、こちらもベタ買いでプラス収支の水準。前々で運べる馬に乗ったときの岩田望来は信頼できます。

逆に、中団差しと後方追込は明確に苦戦。中団は勝率 10.5%・単勝回収率 77%、後方追込は勝率 4.0%・単勝回収率 21% と、後ろに下がるほど数字が落ちます。

差し・追込の構成比は合計で約 6 割と決して少なくないため、「岩田望来の馬は前々に行けるか?」が買い・消しの最大の分かれ目です。

位置取りが後ろになりそうな馬を「岩田望来だから」と過信するのは禁物――前走の位置取りや当日の枠順とあわせて、逃げ・先行ができそうな馬かを必ずチェックしてください。

テン乗り(初騎乗)時の成績

「乗り替わりで岩田望来=強化」と言えるのか、データ上はどうでしょうか。

継続騎乗(前走と同じ騎手)と、テン乗り(その馬への初騎乗)で比べました。

区分騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
継続騎乗(前走と同騎手)90815.9%41.0%86%76%
テン乗り(乗り替わり)2,12412.6%31.3%96%79%
※表は横スクロールできます/前走のある 3,032 鞍が対象(新馬戦などの初出走を除く)

勝率・複勝率は継続騎乗(15.9% / 41.0%)のほうが明確に上ですが、単勝・複勝回収率はテン乗りのほうが高い(単 96% / 86%、複 79% / 76%)

これは、継続騎乗だと「前走も岩田望来で人気」になりやすいのに対し、テン乗りは相対的に人気を被りにくく、妙味が残るためと考えられます。

結論として、「乗り替わりだから割引」は不要。テン乗りの岩田望来はむしろ買い得になりやすい、と覚えておいてください。

むしろ騎乗数で言えばテン乗りが 2,124 鞍と全体の 7 割を占めており、岩田望来騎手の馬券的な妙味の多くは、この「テン乗りでの中位人気馬」から生み出されている、と言ってよさそうです。

まとめ ── 岩田望来の馬券での使い方

岩田望来騎手は、関西を拠点に騎乗数を伸ばし続ける中堅・実力派のジョッキーです。

同期間の単勝回収率はトップ層を含むなかでもっとも高い水準(単 89%)にあり、馬券との相性は非常に良い騎手と言えます。

馬券では、「いつでも買い」ではなく「ここで買う・ここは見送る」という視点が何より重要ですが、岩田望来騎手の場合、その「買いどころ」はかなり広めにとれます。

軸にしやすい条件

  • ハナを切れる馬・前々で運べる馬。逃げ時は勝率 27.9%・単勝回収率 250%、先行時も単勝回収率 109% と、ベタ買いで明確にプラス収支。
  • 1〜3 勝クラスの中位人気。単勝回収率約 97%、4〜6 番人気で単勝回収率約 104% と、軸・押さえどちらでも効率が良い。
  • 重賞 GⅢ・GⅡ。単勝回収率約 116%、とくに GⅢ 単独で単勝回収率 148%。「重賞下級の岩田望来」は積極的に狙える。
  • 京都・中京・新潟・中山。京都・中京は単勝回収率 93〜97% と関西開催で安定、新潟(単 177%)・中山(単 121%)は遠征時の妙味場。
  • テン乗り(乗り替わり初戦)。継続騎乗より単勝回収率が約 10 ポイント高く、「乗り替わり=強化」のセオリーが数字上も成立。

ヒモ・相手に回したい条件

  • 2〜3 番人気(勝率 18.6%・単勝回収率約 87%)。軸というより馬連・ワイド・3 連系の相手向き。
  • 阪神の人気馬。騎乗数最多(1,122 鞍)で複勝率 38.3% と安定だが単勝回収率は 76% と妙味薄。複勝・ワイドの押さえに。
  • 7 番人気以下の中穴〜大穴(単勝回収率約 81%)。10〜11 番人気では単勝回収率 130〜142% とブレもあるが、少額で薄く拾うとリターン期待値あり。
  • 新馬・未勝利(単勝回収率約 82%)。軸として使えるが、1〜3 勝クラスほどの妙味はない。

あえて評価を下げたい条件

  • G1 の本命視(騎乗数 64・勝率 1.6%・単勝回収率 16%)。本期間ではまだ G1 タイトルの数が少なく、現時点では本命視は慎重に。
  • 2100〜2400m の中長距離(勝率 9.0%・単勝回収率 50%)。距離帯のなかでもっとも数字が落ちる。クラシック路線・古馬中長距離は割引。
  • 小倉(勝率 9.6%・単勝回収率 42%・複勝回収率 50%)。関西所属だが小倉だけは苦手寄り。
  • 後方からの差し・追込しかできない馬(追込時 勝率 4.0%・単勝回収率 21%)。脚質がはまらない馬での過信は禁物。

岩田望来は“いつでも買い”の騎手にもっとも近い 1 人。逃げ・先行 × 阪神・京都・中京 × 4〜6 番人気 × GⅢ・1〜3 勝クラス——この「買いどころ」が重なったときに、データ上の妙味が最大化されます。2025〜2026 年は単勝回収率が 100% を超え、いま最も馬券で付き合う価値の高い騎手の 1 人です。

次に読むべき記事

タイプ別・次に読むべき記事

ほかの騎手も同じ視点で見たい人 → JRA 騎手データ分析まとめ(ハブ)
コース・枠順のクセまで掘りたい人 → 枠順アナリティクス
地方競馬の騎手も押さえたい人 → 地方競馬 騎手・調教師ハブ
感覚ではなくデータで馬券を組み立てたい人 → ギャンブルから投資へ、ルールを変える
具体的な買い目ルールが欲しい人 → 投資競馬プロフェッショナル式レビュー

当サイトは「人(騎手・厩舎) × データ(成績と人気の乖離) × 投資ルール」の 3 軸で構成しています。

本ページで「岩田望来」という“人”の軸を押さえたら、コース・血統・買い目ルールへと読み進めると、馬券の組み立てが立体的になっていきます。

※本ページのデータは 2022年1月〜2026年4月の集計です。傾向は年によって変わるため、定期的に見直しています。

ABOUT ME
ルンルン
ルンルン
データエンジニア
はじめまして。競馬のデータ分析を中心に情報発信をしているルンルンです。 「なんとなくの勘」ではなく、数字に基づいた予想で的中率と回収率を高めることをテーマに、JRA全場のレース傾向や馬の成績、脚質別の勝率などを日々分析しています。 主に扱っているのは、 過去数年分のレース結果の傾向分析 枠順や脚質、人気別のパフォーマンス 回収率を意識したデータ重視の買い方 競馬はロマンとギャンブルの間にある、奥の深いデータゲームだと思っています。 このブログでは、「明日の馬券に役立つ分析」をモットーに、初心者の方にもわかりやすいデータ予想を目指しています。 ご質問やご意見などもお気軽にどうぞ。 一緒に“データで競馬をもっと楽しむ”世界へ踏み込んでみませんか?
記事URLをコピーしました