【ダート限定】逃げ馬の競馬場別成績、データから見えた「儲かる逃げ」の傾向とは
競馬で逃げ馬が活躍しやすいとされるのがダートレース。
先手を奪ってそのまま押し切る展開が多く、展開に左右されにくい逃げ脚質はダートとの相性が良いとも言われています。
では、実際にどの競馬場で逃げ馬が「儲かっている」のでしょうか?
今回は JRA 全 10 場のダートコース限定の逃げ馬成績(2022〜2024年)を比較し、単勝・複勝回収率から見た「狙える競馬場」を浮き彫りにします。
逃げ馬の競馬場別成績(ダート)
以下は、2022年~2024年の 3 年間データを分析した結果です。
項目 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
札幌 | 20.2% | 33.9% | 170% | 94% |
函館 | 28.5% | 57.0% | 180% | 142% |
福島 | 25.8% | 51.3% | 253% | 150% |
新潟 | 21.6% | 46.7% | 263% | 144% |
東京 | 16.1% | 36.7% | 167% | 121% |
中山 | 22.1% | 46.8% | 183% | 140% |
中京 | 18.8% | 42.0% | 162% | 123% |
京都 | 21.6% | 45.5% | 256% | 138% |
阪神 | 18.2% | 41.2% | 163% | 127% |
小倉 | 27.7% | 53.6% | 251% | 151% |
勝率も回収率も高水準!福島・小倉・函館に注目
まず注目すべきは福島競馬場。
逃げ馬の勝率は25.8%、複勝率は51.3%と非常に高く、単勝回収率は253%、複勝回収率も150%と文句なしの結果です。
また小倉(勝率27.7%、単勝251%、複勝151%)や、函館(勝率28.5%、単勝180%、複勝142%)でも、逃げ馬が安定して好成績を収めています。
これらの競馬場では、逃げ馬が「残る」可能性が高く、穴馬でも好走する傾向があるため、積極的に狙うべき舞台と言えるでしょう。
回収率が300%近い新潟・京都も見逃せない
一見、直線が長くて逃げが厳しそうな新潟競馬場ですが、逃げ馬の成績は意外にも優秀。
勝率21.6%、複勝率46.7%、そして単勝回収率は263%、複勝回収率は144%と、非常に高水準の回収率を記録しています。
同じく京都競馬場でも、逃げ馬の単勝回収率は256%、複勝138%と高く、「人気薄の逃げ馬を見逃さない」ことが、馬券的な利益につながるケースが多いようです。
東京・中京は逃げ馬の信頼度がやや控えめ
一方で、逃げ馬の成績がやや落ち着いているのが東京競馬場(勝率16.1%、単勝167%、複勝121%)や中京競馬場(勝率18.8%、単勝162%、複勝123%)です。
どちらも複勝率が40%前後と悪くはありませんが、他場と比較すると逃げ馬の決定力が少し低い印象です。
ただし、それでも回収率が100%を超えているため、人気を落としている逃げ馬に絞れば妙味は十分にあります。
まとめ:ダートの逃げ馬は「競馬場のクセ」で見極める
全体的に見ても、ダートコースでは逃げ馬の成績が良く、単勝・複勝回収率がともに高い傾向があります。
特に福島、小倉、函館、新潟、京都といった競馬場では、逃げ馬が非常に高いパフォーマンスを見せており、「逃げ×コース」の視点から予想することで、馬券戦略に大きな差をつけられるでしょう。
データに基づいた分析で、無駄な買い目を減らし、確率の高い馬券へ。
明日の勝負に、ぜひ「逃げ馬×競馬場別傾向」を活かしてみてください。