逃げ馬に有利なのは内回り?外回り?競馬場別にデータで徹底検証!
逃げ馬といえばスタート直後に先手を奪い、展開を自ら作り出すスタイル。
その持ち味が最大限に発揮されるかどうかは、コースの形状にも大きく左右されます。
特に内回りと外回りではカーブのきつさや直線の長さが異なるため、逃げ馬の成績に差が出やすいのが特徴です。
この記事では、新潟・京都・阪神の芝コースに限定し、内回りと外回りで逃げ馬の成績がどう変わるのかを分析します。
馬券戦略のヒントになる「回収率の違い」にも注目です。
逃げ馬の内回り・外回りコース別成績
以下は、2022年~2024年の 3 年間データを分析した結果です。
項目 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
新潟芝内 | 20.9% | 40.3% | 353% | 166% |
新潟芝外 | 13.7% | 38.4% | 124% | 152% |
京都芝内 | 15.3% | 40.0% | 217% | 169% |
京都芝外 | 11.0% | 29.3% | 78% | 101% |
阪神芝内 | 23.0% | 47.6% | 419% | 161% |
阪神芝外 | 17.5% | 33.7% | 230% | 102% |
阪神は内回り逃げが圧倒的!回収率400%超えの破壊力
まず注目は阪神競馬場。
内回りコースでは逃げ馬の勝率が23.0%、複勝率47.6%と非常に高く、単勝回収率は驚異の419%、複勝も161%という驚異的な成績を記録しています。
一方、外回りでは勝率17.5%、複勝率33.7%、単勝回収率230%、複勝102%。
こちらも高水準ではあるものの、内回りの方が安定感・妙味ともに明確に上といえる結果です。
京都でも内回り優勢!外回りは信頼度がガクッと落ちる
次に京都競馬場の比較を見てみましょう。
内回りでは逃げ馬の勝率15.3%、複勝率40.0%、単勝回収率217%、複勝169%と優秀な数字。
逃げ馬が展開を作りやすい典型的な内回りコースとして機能しています。
一方、外回りになると成績は急落。
勝率は11.0%、複勝率29.3%、単勝回収率78%、複勝回収率101%。
外回りでは差し・追い込み馬に展開が向きやすく、逃げ馬が苦戦しやすい構造が見えてきます。
新潟はも内回りが高回収率!
直線が長く外回りが有名な新潟競馬場でも、逃げ馬は内回りで輝いています。
勝率は20.9%、複勝率40.3%、単勝回収率は353%、複勝も166%と非常に高い数値です。
一方の外回りでは勝率13.7%、複勝率38.4%、単勝回収率124%、複勝152%。
やや控えめではあるものの、それでも回収率が100%を超えており健闘していると言えるでしょう。
まとめ:逃げ馬×内回りは鉄板!? データで見る明確な傾向
今回のデータから明らかになったのは、逃げ馬は内回りでこそ信頼度が高く、回収率も跳ね上がるという事実です。
特に阪神と新潟では、逃げ馬×内回りが最強の組み合わせになっており、馬券戦術としても強力な武器になります。
今後、枠順や展開を読む際には「逃げ馬+内回り」という視点を意識することで、
他の予想家に差をつける一手になるかもしれません。