佐々木大輔ジョッキーは買いか?成長と回収率のギャップに注目
競馬ファンの間で近年注目を集めている若手騎手といえば、佐々木大輔ジョッキー。
2024年頃からローカル開催で目覚ましい成績を残し、一部のファンからは「穴馬を持ってくる騎手」としても知られ始めています。
しかし、馬券を買う立場としては「本当に買いなのか?」という点はしっかり見極めたいところ。
そこで今回は、佐々木騎手の過去4年間(2022〜2025年)の成績をもとに、勝率・複勝率・回収率の面から実力を分析してみます。
分析データ
以下は、2022年~2024年の 3 年間データを分析した結果です。
項目 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
2025年 | 9.9% | 24.6% | 56% | 57% |
2024年 | 10.2% | 28.9% | 77% | 82% |
2023年 | 8.5% | 24.6% | 126% | 87% |
2022年 | 3.3% | 11.4% | 70% | 60% |
ご覧の通り、2022年の新人時代と比べると、勝率・複勝率ともに大きく向上しています。
特に2023年からは毎年10%前後の勝率をキープしており、若手騎手の中でも実績を安定して積み上げています。
回収率には課題あり?
一方で注目したいのが回収率。
2023年には単勝回収率126%と一時的に爆発しましたが、2024年以降はやや落ち込み気味。
2025年は単勝・複勝ともに50%台にとどまり、「騎手としては好調でも、馬券的には妙味が少ない」という印象を受けます。
これは人気先行の影響もありそうです。
注目度が上がることで、過剰に売れてしまうレースも増え、オッズが割に合わないことも。
狙いどころと見送りラインは?
佐々木大輔騎手の狙い目は、中穴人気で先行脚質の馬に騎乗している時。
また、回収率が上昇した2023年は、ローカル競馬場での好騎乗が多く見られたため、開催場所や展開次第で取捨を判断すると良いでしょう。
逆に、1番人気や過剰に支持されている時は、思い切って見送るのも選択肢です。
まとめ:将来性は高いが、馬券は冷静に判断を
佐々木大輔ジョッキーは、今後さらに伸びていくことが期待される若手有望株。
しかし、勝率だけに惑わされず、「馬券の妙味」という視点で見るとまだ不安定な面もあります。
だからこそ、データと現場の傾向をうまく読み解くことで、大きなリターンにつなげるチャンスも眠っています。