騎手(ジョッキー)
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横山武史 騎手データ分析|得意条件・人気別成績・重賞の信頼度を「妙味」で読む

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~JRA の関東を代表する実力派ジョッキー横山武史を「どこで買えば人気以上に走るか」までデータで押さえる~

横山武史騎手は、関東を拠点に G1・重賞でも結果を残してきた、JRA の中堅・実力派ジョッキーです。

本ページの集計期間(2022年1月〜2026年4月)の総騎乗数は 3,361 鞍、勝率 15.1%・複勝率 38.6%と、実力派らしい高水準の成績を残しています。

ただし馬券として考えると、単勝回収率は 69%と、JRA の控除率ライン(おおむね 75〜80%)を下回ります。

馬券として考えると、「強い」ことと「買って儲かる」ことは別問題です。

実力が知れ渡っているぶん人気(オッズ)に織り込まれやすく、「どこでも買い」では回収率は伸びません。

このページでは、横山武史騎手の成績を「人気との乖離(妙味)」の視点で整理し、脚質タイプ・重賞での信頼度・人気帯ごとの狙い目を一望できるようにまとめます。

このページでわかること

・横山武史の「買いどころ・消しどころ」早見表(脚質タイプ/中央場・ローカル/重賞信頼度/人気の妙味)
人気別成績(1番人気は過剰評価か/妙味の出る人気帯はどこか)
重賞・G1 での信頼度と平場との差
競馬場別/距離別/芝ダート別の得意・不得意の傾向
脚質の傾向と、テン乗り(初騎乗)時の成績
・馬券での具体的な使い方(軸にする条件/ヒモに回す条件/消す条件)

※本ページの数字は 2022年1月〜2026年4月(約4年4か月)の JRA データをもとにしています(出典:JRA-VAN のデータをもとに当サイトで集計)。各表には騎乗数(母数)を併記しています。サンプルの少ない条件は「参考」としてご覧ください。数字は「こうなりやすい」という傾向の目安で、当日の馬場・展開・馬の調子とあわせてご判断ください。

結論:横山武史の「買いどころ・消しどころ」早見表

細かいデータの前に、まず結論です。

下表は、このページの内容を 5 つの観点で要約した「結論早見表」です(他の騎手と並べて比較したい場合は、JRA 騎手データ分析まとめ(ハブ) の早見表をどうぞ)。

観点横山武史の傾向
脚質タイプ先行〜逃げの前々競馬が軸。逃げ時の単勝回収率 141%、まくり時の単 96%、先行も単 94% と、前進力が出れば数字が一気に伸びる。後方からの追込は単 16% でかなり厳しい。
中央場 / ローカル関東開催(中山・東京)が主戦場で総騎乗の約 7 割。中央場は単 65% と過剰評価寄りだが、ローカル(とくに札幌・函館)では単勝回収率約 81%と妙味が出る。
重賞の信頼度△:GⅡ 単独で単勝回収率 124%・複勝回収率 89%と妙味あり。一方 GⅢ 単独は単 35% と過剰人気、G1 も期間内 1 勝・単 7%・複 76% と現時点では割引が必要。
人気帯の妙味1 番人気は勝率 34.1%・単 78% で堅実だがオッズ相応。4 番人気以下は単勝回収率が大きく落ちる(4〜6 人気 単 60%、7 人気以下 単 57%)。「どこでも買い」は通用しないタイプ。
一言でいうと関東の実力派・複勝率 38.6% の高水準だが、人気を被って単勝が抑え気味の「過剰人気タイプ」。逃げ・先行 × 札幌・函館 × GⅡ × 1〜3 番人気に絞れば妙味あり。
※表は横スクロールできます

以下、それぞれの根拠となるデータを順に見ていきます。

プロフィールと年別成績の推移

横山武史騎手は、美浦所属の JRA 騎手です。

関東を拠点に G1・重賞でも結果を残してきた JRA の実力派で、近年は JRA リーディングでも上位常連となっています。

本ページの集計期間(2022年1月〜2026年4月)の総騎乗は 3,361 鞍、勝率 15.1%・複勝率 38.6%

勝率・複勝率は実力派らしい高水準で、「最低限の信頼ライン」は文句なしです。

ただし馬券として考えるとき、注目すべきは回収率です。

単勝回収率 69%・複勝回収率 74% は、JRA 全体平均(おおむね単 75〜80%)を下回る水準。「強いから人気を背負う=オッズに織り込まれている」典型的な人気騎手の数字です。

年別の推移は次のとおりです。

騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
2022年77216.5%41.3%80%78%
2023年79815.8%40.6%57%73%
2024年75813.5%36.0%57%70%
2025年77414.2%36.8%80%76%
2026年(1〜4月)25916.2%37.5%75%74%
※表は横スクロールできます/2026年は4月時点

勝率・複勝率は 5 年通して勝率 13〜17%・複勝率 36〜41%の高水準で安定。実力派らしい数字のブレの小ささです。

注目したいのは単勝回収率の振れ幅

2022 年と 2025 年は単勝回収率 80% と「ふつう」のラインに乗っていますが、2023〜2024 年は単 57% まで落ち込んでいます。勝率がほぼ変わらないなかでこれだけ単勝回収率が振れるのは、「年によって、人気の被り方が変わる」典型的な人気騎手の挙動です。

2025〜2026 年は単勝回収率が戻ってきている時期で、その意味では今は数字が反転しやすいフェーズと捉えることもできます。

主な GⅠ 勝ち鞍(通算)

横山武史騎手の主な JRA GⅠ 勝ち鞍は、次のとおりです(本ページのデータに含まれる重賞競走成績から抽出)。

  • 3 歳クラシック:皐月賞(ソールオリエンス/エフフォーリア)、菊花賞(タイトルホルダー)
  • 古馬 GⅠ:天皇賞(秋)(エフフォーリア)、有馬記念(エフフォーリア)
  • 2 歳 GⅠ:ホープフルステークス(キラーアビリティ)

3 歳クラシック・古馬 GⅠ・2 歳 GⅠ と、GⅠ 6 勝相当のタイトル数を 20 代のうちに積み上げた実績は、現役の中堅・実力派のなかでも際立っています。

ただし、本ページの集計期間(2022年1月〜2026年4月)内に絞ると、JRA GⅠ は 1 勝(クラス別「G1」66 鞍・勝率 1.5%)と数を伸ばせていません。

本期間は「G1 で人気を背負って勝ち切れていない」時期にあたっており、後述の単勝回収率・複勝回収率にも、その傾向が現れています。

※レース名・馬名は本ページのデータ(JRA-VAN ベース)にもとづいて記載しており、年は明示していません。

総合成績(芝・ダート)

まずは全体の成績と、芝・ダートの内訳です。

区分騎乗数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
全成績3,36115.1%27.1%38.6%69%74%
1,79415.1%27.1%39.6%76%77%
ダート1,56715.1%27.1%37.5%61%70%
※表は横スクロールできます

勝率・複勝率は芝・ダートともにほぼ同じで、馬場を問わず安定して結果を出すタイプです。

注目したいのは、芝とダートで回収率に明確な差があることです。

芝は単勝回収率 76%・複勝回収率 77% と「ふつう」のラインに近い水準で、ベタ買いで大きく負けにくい数字です。

一方、ダートは単勝回収率 61%・複勝回収率 70% と、芝と比べて単勝で 15 ポイントほど低く、ダート戦の本命視は割引が必要です。

使い分けるなら、軸として信頼するのは芝、ダートは複勝・ワイドの押さえまでに留めるのが効率的です。

人気別成績 ── 妙味はどの人気帯に出るか

横山武史騎手を馬券で扱ううえで、もっとも重要なのがこの人気別成績です。

「1 番人気での信頼度」と「人気を落としたときの妙味」は、まったく別の話だからです。

人気帯騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1 番人気68734.1%62.6%78%79%
2〜3 番人気1,14417.7%47.3%約77%約79%
4〜6 番人気9586.3%27.9%約60%約75%
7 番人気以下5721.9%10.5%約57%約56%
※表は横スクロールできます/グループの回収率は構成セルの騎乗数で加重した概算

まず 1 番人気。勝率 34.1%・複勝率 62.6% と、実力派らしくしっかり結果を出しています。

単勝回収率 78% は「ふつう」のラインで、本命視で軸に固定するのは妥当な選択です。

2〜3 番人気は勝率 17.7%・複勝率 47.3%・単複ともに回収率約 77〜79% と、おおむね「ふつう」のラインで、軸の二番手として安心して使えるゾーンです。

ただし、横山武史騎手の人気別成績で注目すべきは、4 番人気以下で単勝回収率が大きく落ち込む点です。

4〜6 番人気は勝率 6.3%・単勝回収率約 60%、7 番人気以下は勝率 1.9%・単勝回収率約 57%。

多くの中堅・若手騎手では「4〜6 番人気」や「7 番人気以下」の中穴〜大穴ゾーンで単勝回収率が跳ねるパターンが多いのですが、横山武史騎手はこの帯でも妙味がほとんど残らないのが特徴です。

これは、人気騎手として知名度が高く、中位人気・人気薄でも「武史だから」とオッズが圧縮されやすいことを示しています。

「人気を落としたら買い」が成り立たないのは、横山武史騎手の馬券での扱いにおいて、もっとも重要なポイントです。

まとめると、1〜3 番人気は軸・対抗で堅実、4 番人気以下はあえて評価を下げる――というのが、横山武史騎手との付き合い方です。

「どの人気帯の単勝を、どんな条件で買えば的中率と回収率が両立するのか」を体系立てて学びたい方は、こちらの教材も参考になります。

重賞・G1 での信頼度(クラス別成績)

次に、出走クラス別の成績です。

「平場では強いが大舞台になると…」というタイプもいれば、重賞でこそ買い得になるタイプもいます。

クラス騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
新馬・未勝利1,40217.8%43.7%約71%約78%
1〜3 勝クラス1,57314.6%36.4%約69%約71%
OP・L(リステッド)1388.0%26.8%約74%約61%
重賞(GⅢ・GⅡ)1828.8%33.0%約74%約84%
G1661.5%24.2%7%76%
※表は横スクロールできます/グループの回収率は構成セルの騎乗数で加重した概算

クラス別では、新馬・未勝利が騎乗数 1,402 鞍と最多で、勝率 17.8%・複勝率 43.7% と数字も最良。下級条件での横山武史は、実力派らしい安定感を見せます。

ただし、単勝回収率は約 71%・複勝回収率約 78% と「ふつう」のラインに収まる水準で、勝率の高さほどには馬券的な妙味は出ていません。

注目したいのは重賞(GⅢ・GⅡ)です。

グループ単勝回収率は約 74% ですが、内訳を見るとGⅡ 単独で単勝回収率 124%・複勝回収率 89%と妙味が大きく出ています(騎乗数 80・9 勝)。

「横山武史の GⅡ」は単勝・複勝で押さえる価値がある水準と言ってよいでしょう。

一方、GⅢ 単独は単勝回収率 35%(騎乗数 102・7 勝)と過剰人気を被りやすく、明確に割引が必要なクラスです。

そして本期間で最大の弱点が、G1 の単勝回収率 7%(騎乗数 66・1 勝)。

複勝率は 24.2% と「3 着内には残る」が、勝ち切れていない――G1 で本命を背負って 4 着以下に沈むパターンが多いのが、現時点でのキャラクターです。

G1 週の馬券では、横山武史騎手を単勝で本命視するのは慎重に。複勝回収率 76% は「ふつう」のラインに乗っているので、複勝・ワイドの押さえとして使う方が安全です。

コース・条件別の傾向(距離・競馬場)

ここからは、距離帯・競馬場ごとの傾向です。

※細かい条件ほどサンプルが小さくなりやすいので、騎乗数の少ない条件はあくまで参考としてご覧ください。コース形態そのもの(枠順・脚質バイアス)の深掘りは 枠順アナリティクス が詳しいので、併用がおすすめです。

距離帯別

距離帯騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1000〜1300m(短距離)71616.6%43.6%69%83%
1400〜1600m(マイル前後)1,01813.5%35.5%67%69%
1700〜2000m(中距離)1,33216.7%39.9%77%74%
2100〜2400m(中長距離)2329.5%31.5%39%65%
2500m〜(長距離)639.5%33.3%56%90%
※表は横スクロールできます

もっとも騎乗数が多いのは 1700〜2000m(1,332 鞍)で、勝率 16.7%・単勝回収率 77%。中距離が主戦場であり、もっとも妙味も出やすい距離帯です。

短距離(1000〜1300m、716 鞍)は勝率 16.6%・複勝率 43.6%・複勝回収率 83%と、複勝側でとくに数字が良い距離帯です。短距離戦の横山武史は複勝・ワイドの相手として優秀と言えます。

一方、2,100m 以上の中長距離は明確に苦戦。とくに 2100〜2400m は勝率 9.5%・単勝回収率 39%と、距離帯のなかで最も数字が落ちます。

クラシック路線・古馬中長距離 GⅠ での本命視は、現時点では割引いて考えるほうが安全です。

マイル前後(1400〜1600m)も単勝回収率 67%・複勝回収率 69% とやや控えめで、マイル戦では軸より対抗・押さえ向きです。

競馬場別(中央場 vs ローカル)

競馬場ごとの傾向は、まず中央場(東京・中山・京都・阪神)ローカル(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)の大きく 2 つで押さえます。

区分騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
中央場(東京・中山・京都・阪神)2,45914.3%36.5%約65%約72%
ローカル(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)90217.3%44.3%約81%約82%
※表は横スクロールできます/回収率は構成場の騎乗数で加重した概算

本ページでもっとも重要な数字が、ここにあります。

中央場(単 65%・複 72%)に対して、ローカル(単 81%・複 82%)の妙味が圧倒的に大きいのです。

中央場は東京・中山が主戦場(合わせて 2,264 鞍)で、人気を被って単勝が抑えられやすい一方、ローカルでは主力ベテラン騎手が手薄になり、騎乗の質と妙味が両方上がるのがはっきり数字に出ています。

競馬場ごとの細かい成績は下表のとおりです(騎乗数の少ない場は参考扱い)。

競馬場騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
中山1,16017.4%40.7%65%77%
東京1,10412.4%33.9%71%68%
札幌42217.5%44.8%78%79%
函館33918.6%47.2%89%89%
阪神1346.0%29.1%26%65%
中京8811.4%33.0%68%77%
京都616.6%21.3%32%45%
福島254.0%36.0%6%(参考)60%(参考)
新潟2231.8%45.5%84%(参考)66%(参考)
小倉616.7%50.0%295%(参考)150%(参考)
※表は横スクロールできます/福島・新潟・小倉はサンプル僅少のため参考扱い

場別で見ると、もっとも騎乗数が多いのは中山(1,160 鞍)で、勝率 17.4%・複勝率 40.7%。続いて東京(1,104 鞍)と、関東 2 場で総騎乗の約 7 割を占めます。

関東 2 場の数字は、勝率・複勝率こそ実力派らしい高水準ですが、単勝回収率は中山 65%・東京 71%と妙味は控えめ。「人気を背負って勝ち切れるが、ベタ買いではプラスにならない」過剰人気タイプの典型です。

とくに注目したいのが札幌・函館の夏ローカルです。

札幌は騎乗数 422 鞍で勝率 17.5%・複勝率 44.8%・単勝回収率 78%・複勝回収率 79%、函館は 339 鞍で勝率 18.6%・複勝率 47.2%・単勝回収率 89%・複勝回収率 89%

とくに函館は単複ともにベタ買いプラス収支に乗る水準で、横山武史の馬券的な妙味がもっとも出る場所です。

夏の北海道シリーズで横山武史騎手が出てきたら、積極的に単複両方で押さえたい存在と言えます。

逆に、関西遠征は明確に苦戦(阪神 単 26%、京都 単 32%)。関西の重賞・G1 では本命視は割引が必要です。

脚質の傾向

横山武史騎手の脚質タイプです。

想定される位置取りがわかると、馬券の組み立てがしやすくなります。

脚質該当数(構成比)勝率複勝率単勝回収率
逃げ379(11.3%)29.6%57.8%141%
先行1,161(34.6%)22.1%51.9%94%
差し(中団)1,201(35.8%)9.2%31.4%48%
追込(後方)589(17.5%3.6%14.4%16%
まくり29(0.9%)20.7%51.7%96%
※表は横スクロールできます/構成比は脚質判定のついた 3,359 鞍を母数とする

本ページで一番おもしろい数字が、ここにあります。

逃げ:勝率 29.6%・複勝率 57.8%・単勝回収率 141%

頻度は全体の 11.3%(379 鞍)と多くありませんが、ハナを切れた時の単勝回収率 141% はベタ買いで賭け金の 1.4 倍が戻ってくる水準。横山武史で過剰人気の罠を回避できる、ほぼ唯一にして最大の局面です。

続いて先行も騎乗の 3 分の 1 強(34.6%・1,161 鞍)を占め、勝率 22.1%・複勝率 51.9%・単勝回収率 94%。前々で運べる馬に乗ったときの横山武史は、単勝回収率も「ふつう以上」の安定水準です。

逃げと先行を合わせると約 46%――騎乗の半分近くは前々の競馬で、「武史の馬は前で運べるか?」が買い・消しの最大の分かれ目になります。

稀少な強みとして、まくり:勝率 20.7%・複勝率 51.7%・単勝回収率 96%(29 鞍と僅少ながら)。「途中から動いていく」展開でも結果を残せる地脚の強さがうかがえます。

逆に、中団差しと後方追込は明確に苦戦。中団は勝率 9.2%・単勝回収率 48%、後方追込は勝率 3.6%・単勝回収率 16%と、後ろに下がるほど数字が急落します。

差し・追込の構成比は合計で約 53% と決して少なくないため、位置取りが後ろになりそうな馬を「武史だから」と過信するのは禁物――前走の位置取りや当日の枠順とあわせて、逃げ・先行ができそうな馬かを必ずチェックしてください。

テン乗り(初騎乗)時の成績

「乗り替わりで横山武史=強化」と言えるのか、データ上はどうでしょうか。

継続騎乗(前走と同じ騎手)と、テン乗り(その馬への初騎乗)で比べました。

区分騎乗数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
継続騎乗(前走と同騎手)1,10816.2%41.0%56%67%
テン乗り(乗り替わり)1,89814.7%37.2%75%77%
※表は横スクロールできます/前走のある 3,006 鞍が対象(新馬戦などの初出走を除く)

勝率・複勝率は継続騎乗(16.2% / 41.0%)のほうが明確に上ですが、単勝・複勝回収率は明確にテン乗りのほうが高い(単 75% / 56%、複 77% / 67%)です。

これは、継続騎乗だと「前走も武史で人気」になりやすいのに対し、テン乗りは相対的に人気を被りにくく、妙味が残るためと考えられます。

結論として、「乗り替わりだから割引」は不要。テン乗りの横山武史はむしろ買い得になりやすい、と覚えておいてください。

テン乗りは騎乗数 1,898 鞍と全体の約 6 割を占めており、横山武史騎手の馬券的な妙味の多くは、この「テン乗りでの本命〜中位人気馬」から生み出されている、と言ってよさそうです。

まとめ ── 横山武史の馬券での使い方

横山武史騎手は、関東を拠点に G1・重賞でも結果を残してきた JRA の中堅・実力派ジョッキーです。

勝率 15.1%・複勝率 38.6% は実力派らしい高水準ですが、単勝回収率 69% は控除率ラインを下回っており、「強いが、ベタ買いでは儲からない」過剰人気タイプの典型です。

馬券では、「いつでも買い」ではなく「ここで買う・ここは見送る」という視点が、横山武史騎手の場合はとくに重要になります。

軸にしやすい条件

  • ハナを切れる馬・前々で運べる馬。逃げ時は勝率 29.6%・単勝回収率 141%、先行時も単勝回収率 94% と、前進力が出る馬では「軸」候補。
  • 札幌・函館の夏ローカル。札幌 422 鞍で単78・複79、函館 339 鞍で単89・複89 と、単複ともにベタ買いプラスに近い水準。
  • 重賞 GⅡ(騎乗数 80・勝率 11.3%・単勝回収率 124%・複勝回収率 89%)。「武史の GⅡ」は単複両方で押さえる価値あり。
  • 1 番人気の本命(勝率 34.1%・単勝回収率 78%)。実力派らしく安心して軸に固定できる。
  • 1700〜2000m の中距離戦(騎乗数最多 1,332・単勝回収率 77%)。距離適性の中心で、もっとも妙味が出やすい距離帯。

ヒモ・相手に回したい条件

  • 2〜3 番人気の対抗候補(勝率 17.7%・単複回収率約 77〜79%)。軸の二番手・3 連系の相手として安定。
  • 短距離(1000〜1300m)(騎乗数 716・複勝回収率 83%)。複勝・ワイドの相手として優秀。
  • G1 の複勝・ワイド押さえ(複勝回収率 76%)。本命視は割引だが、複勝率 24.2% は確保しており複勝の押さえとしては機能。
  • 新馬・未勝利の本命〜対抗(騎乗数 1,402・勝率 17.8%・複勝率 43.7%)。回収率は控えめだが、複勝・ワイドでは安定。

あえて評価を下げたい条件

  • 4 番人気以下の中位〜大穴(4〜6 人気 単 60%、7 人気以下 単 57%)。「人気を落としたら買い」は通用しない。武史は人気帯を絞って買うのが鉄則。
  • G1 の本命視(騎乗数 66・勝率 1.5%・単勝回収率 7%)。本期間は G1 でとくに勝ち切れていない時期。単勝は割引、複勝・ワイドのみ。
  • 2,100m 以上の中長距離(2100〜2400m 単 39%・複 65%)。距離適性は 2,000m 以下に集中。
  • 関西遠征(阪神・京都)(阪神 単 26%、京都 単 32%)。関西の重賞・G1 では本命視は明確に割引。
  • 後方からの差し・追込しかできない馬(追込時 勝率 3.6%・単勝回収率 16%)。脚質がはまらない馬での過信は禁物。
  • GⅢ の本命視(単勝回収率 35%)。GⅡ とは対照的に GⅢ は過剰人気を被りやすい。

横山武史は「強いが、買って儲かる条件は限定される」過剰人気タイプ。逃げ・先行 × 札幌・函館 × GⅡ × 1〜3 番人気——この「買いどころ」が重なったときに、データ上の妙味が最大化されます。4 番人気以下・G1 本命視・関西遠征・後方追込は明確に割引、というメリハリの効いた狙い分けが、武史と長く付き合う鍵です。

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当サイトは「人(騎手・厩舎) × データ(成績と人気の乖離) × 投資ルール」の 3 軸で構成しています。

本ページで「横山武史」という“人”の軸を押さえたら、コース・血統・買い目ルールへと読み進めると、馬券の組み立てが立体的になっていきます。

※本ページのデータは 2022年1月〜2026年4月の集計です。傾向は年によって変わるため、定期的に見直しています。

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ルンルン
ルンルン
データエンジニア
はじめまして。競馬のデータ分析を中心に情報発信をしているルンルンです。 「なんとなくの勘」ではなく、数字に基づいた予想で的中率と回収率を高めることをテーマに、JRA全場のレース傾向や馬の成績、脚質別の勝率などを日々分析しています。 主に扱っているのは、 過去数年分のレース結果の傾向分析 枠順や脚質、人気別のパフォーマンス 回収率を意識したデータ重視の買い方 競馬はロマンとギャンブルの間にある、奥の深いデータゲームだと思っています。 このブログでは、「明日の馬券に役立つ分析」をモットーに、初心者の方にもわかりやすいデータ予想を目指しています。 ご質問やご意見などもお気軽にどうぞ。 一緒に“データで競馬をもっと楽しむ”世界へ踏み込んでみませんか?
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