田山旺佑 騎手データ分析|得意条件・人気別成績・重賞の信頼度を「妙味」で読む
~JRA の若手注目株ジョッキー田山旺佑を「どこで買えば人気以上に走るか」までデータで押さえる~
田山旺佑騎手は、本格的な騎乗が 2025 年から始まったばかりの、JRA の新人クラスのジョッキーです。
本ページの集計期間(2022年1月〜2026年4月)の総騎乗数は 586 鞍と、まだサンプルは小さめ。ただし単勝回収率 110%・複勝回収率 88%と、ベタ買いでもプラス収支に乗る水準を新人のうちから残している珍しい存在です。
馬券として考えると、「強い」ことと「買って儲かる」ことは別問題です。
田山旺佑騎手の場合、減量特典の効果と「まだ人気が圧縮されていない若手」のメリットが残っているため、条件を絞れば妙味の出る場面がいくつもあります。
このページでは、田山旺佑騎手の成績を「人気との乖離(妙味)」の視点で整理し、脚質タイプ・クラス別の信頼度・人気帯ごとの狙い目を一望できるようにまとめます。
・田山旺佑の「買いどころ・消しどころ」早見表(脚質タイプ/中央場・ローカル/クラスの信頼度/人気の妙味)
・人気別成績(1番人気は過剰評価か/妙味の出る人気帯はどこか)
・クラス別の信頼度(新馬未勝利・1〜3勝クラス・OP / 重賞の傾向)
・競馬場別/距離別/芝ダート別の得意・不得意の傾向
・脚質の傾向と、テン乗り(初騎乗)時の成績
・馬券での具体的な使い方(軸にする条件/ヒモに回す条件/消す条件)
※本ページの数字は 2022年1月〜2026年4月の JRA データをもとにしています(出典:JRA-VAN のデータをもとに当サイトで集計)。田山旺佑騎手のデータは 2025 年以降の集計で、総騎乗 586 鞍とまだ小さめです。各表には騎乗数(母数)を併記しています。サンプルの少ない条件は「参考」としてご覧ください。数字は「こうなりやすい」という傾向の目安で、当日の馬場・展開・馬の調子とあわせてご判断ください。
結論:田山旺佑の「買いどころ・消しどころ」早見表
細かいデータの前に、まず結論です。
下表は、このページの内容を 5 つの観点で要約した「結論早見表」です(他の騎手と並べて比較したい場合は、JRA 騎手データ分析まとめ(ハブ) の早見表をどうぞ)。
| 観点 | 田山旺佑の傾向 |
|---|---|
| 脚質タイプ | 逃げ・先行+まくり型。逃げ時の単勝回収率 940%・複勝回収率 357%(40 鞍)が衝撃的。先行も単 113%・複 115% でベタ買いプラス。後方追込は単 7% で厳しい。 |
| 中央場 / ローカル | 関西所属で中央場が主戦場かつ妙味も大きい(中央場単 139%)。とくに阪神(単177%)・京都(単87%・複124%)で結果。ローカルは中京・小倉中心で単 62% と数字は控えめ。 |
| クラスの信頼度 | △(条件戦に限る):1〜3 勝クラスで単勝回収率約 172%。とくに 2 勝クラスは単 584%(騎乗数 59)と突出。新馬・未勝利は単 66% で控えめ。重賞・G1 は本期間内勝利なし。 |
| 人気帯の妙味 | 1 番人気は単 88%、3 番人気で単 123%・複 113%。7〜8 番人気の単勝回収率約 275%・複勝回収率約 122%が突出。中穴で「時々跳ねる」典型タイプ。 |
| 一言でいうと | 2025 年からの集計で総騎乗 586 鞍と僅少。ダート × 逃げ・先行 × 中央場(阪神・京都) × 1〜2 勝クラス × 中穴単勝で爆発力が出る、これからの伸びが楽しみな新人。 |
以下、それぞれの根拠となるデータを順に見ていきます。
プロフィールと年別成績の推移
田山旺佑騎手は、JRA の若手注目株ジョッキーです。
本ページのデータでは 2025 年から本格的に騎乗している記録が確認できます。
本ページの集計期間(2022年1月〜2026年4月)の総騎乗は 586 鞍、勝率 5.1%・複勝率 15.7%。
勝率・複勝率はベテランと比べれば控えめですが、注目すべきは単勝回収率 110%・複勝回収率 88%です。
JRA の控除率を踏まえると、騎手をベタ買いした場合の単勝回収率はおおむね 75〜80% が「ふつう」のライン。その水準を 30 ポイント以上上回り、ベタ買いでもプラス収支に乗るのは、新人クラスの若手としては極めて希少な数字です。
年別の推移は次のとおりです。
| 年 | 騎乗数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 345 | 4.6% | 13.0% | 74% | 93% |
| 2026年(1〜4月) | 241 | 5.8% | 19.5% | 161% | 82% |
注目すべきは 2026 年の急上昇です。
2025 年(345 鞍)の勝率 4.6%・単勝回収率 74% から、2026 年(4 月時点で 241 鞍)には勝率 5.8%・複勝率 19.5%・単勝回収率 161%と、すべての指標で明確に数字が伸びています。
単勝回収率 161% は若手だけでなく、JRA 全体でも上位クラスの水準です。
新人ジョッキーが 2 年目でこの伸び方をしているのは異例で、「これからどう伸びるか」を見るうえで、いま注目しておきたいジョッキーの代表格と言えます。
主な GⅠ 勝ち鞍
本ページの集計期間内では、JRA GⅠ への騎乗自体がまだありません。
重賞(GⅢ・GⅡ)の勝利もなく、現時点では条件戦(とくに 1〜2 勝クラス)での妙味に集中している段階のジョッキーです。
これから騎乗数が増えて重賞・G1 への騎乗機会が出てきたタイミングで、再評価が必要です。
総合成績(芝・ダート)
まずは全体の成績と、芝・ダートの内訳です。
| 区分 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全成績 | 586 | 5.1% | 9.9% | 15.7% | 110% | 88% |
| 芝 | 258 | 3.1% | 7.8% | 13.2% | 39% | 93% |
| ダート | 328 | 6.7% | 11.6% | 17.7% | 165% | 84% |
芝・ダートで明確に数字が分かれます。
ダートは騎乗数 328 鞍で勝率 6.7%・複勝率 17.7%・単勝回収率 165%・複勝回収率 84%。単勝側の妙味が突出して大きく、ダート戦の田山旺佑は積極的に「軸」候補として組み込めます。
芝は騎乗数 258 鞍で勝率 3.1%・単勝回収率 39%と大きく苦戦。一方で複勝回収率は 93% と「ふつう以上」のラインに乗っており、芝戦は単勝の本命視は避け、複勝・ワイドの相手として組み込むのが正解です。
使い分けるなら、単勝で買うのはダート、芝は複勝・ワイドの押さえがもっとも効率的な使い方です。
人気別成績 ── 妙味はどの人気帯に出るか
田山旺佑騎手を馬券で扱ううえで、もっとも重要なのがこの人気別成績です。
「1 番人気での信頼度」と「人気を落としたときの妙味」は、まったく別の話だからです。
| 人気帯 | 騎乗数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 番人気 | 15 | 33.3% | 53.3% | 88%(参考) | 70%(参考) |
| 2〜3 番人気 | 47 | 17.0% | 53.2% | 約84% | 約101% |
| 4〜6 番人気 | 102 | 5.9% | 20.6% | 約58% | 約61% |
| 7 番人気以下 | 425 | 2.6% | 8.9% | 約125% | 約93% |
まず 1 番人気。騎乗数 15 鞍とサンプルは小さく、参考扱いではありますが、勝率 33.3%・単勝回収率 88% と若手としてはしっかり結果を残しています。
2〜3 番人気は勝率 17.0%・複勝回収率約 101%。複勝・ワイドの相手として、ベタ買いでプラス収支に乗る希少なゾーンです。とくに 3 番人気では単勝回収率 123% も出ており、対抗候補として優秀です。
4〜6 番人気は単勝回収率約 58%・複勝回収率約 61% と、4〜6 人気では妙味が出にくいタイプです。
そして本ページで一番おもしろいのが、7 番人気以下の中穴〜大穴ゾーンです。
勝率 2.6%・複勝率 8.9% と数字こそ低いものの、単勝回収率約 125%・複勝回収率約 93%。とくに 7 番人気で単勝回収率 231%・8 番人気で単 318%と、中穴で「時々跳ねる」典型タイプです。
「人気を落とした田山」を少額で薄く拾うのは、長期的に見てリターン期待値が大きい戦略になります。
まとめると、1〜3 番人気は本命・対抗で堅実、4〜6 番人気は割引、7 番人気以下は単勝・複勝で薄く拾う――というのが、田山旺佑騎手との付き合い方です。
「どの人気帯の単勝を、どんな条件で買えば的中率と回収率が両立するのか」を体系立てて学びたい方は、こちらの教材も参考になります。
クラス別の信頼度
次に、出走クラス別の成績です。
若手騎手は条件戦・下級クラスで妙味が出やすく、重賞・G1 は経験不足で割引になりがちです。
| クラス | 騎乗数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 新馬・未勝利 | 329 | 5.2% | 15.2% | 約66% | 約92% |
| 1〜3 勝クラス | 247 | 5.3% | 16.2% | 約172% | 約77% |
| OP・L(リステッド) | 4 | 0.0% | 50.0% | 0%(参考) | 647%(参考) |
| 重賞(GⅢ・GⅡ) | 6 | 0.0% | 0.0% | 0%(参考) | 0%(参考) |
| G1 | 0 | ― | ― | ― | ― |
本ページで最も目を引く数字が、ここにあります。
1〜3 勝クラスの単勝回収率約 172%。
とくに 2 勝クラス単独で単勝回収率 584%(騎乗数 59・5 勝)と、サンプル僅少のため一発の大穴の効果は大きいものの、「田山の 2 勝クラスは単勝で押さえる価値あり」水準のインパクトです。
1 勝クラス(騎乗数 181・8 勝)でも単勝回収率 44%・複勝回収率 66% と単発の妙味は出やすい構造で、条件戦の田山旺佑は、人気がついていないときほど単勝で押さえるのが正解です。
新馬・未勝利は単勝回収率約 66%・複勝回収率約 92% と「ふつう以下〜ふつう」の水準。複勝・ワイドの相手としては機能しますが、単勝の本命視は避けたほうが良いクラスです。
OP・L 以上は騎乗数が少なすぎ(OP・L 4 鞍・重賞 6 鞍)、現時点では判断保留です。
重賞・G1 週で田山旺佑騎手が騎乗していても、現時点では本命視は避け、複勝・ワイドの押さえに留めるのが安全策です。
コース・条件別の傾向(距離・競馬場)
ここからは、距離帯・競馬場ごとの傾向です。
※細かい条件ほどサンプルが小さくなりやすいので、騎乗数の少ない条件はあくまで参考としてご覧ください。コース形態そのもの(枠順・脚質バイアス)の深掘りは 枠順アナリティクス が詳しいので、併用がおすすめです。
距離帯別
| 距離帯 | 騎乗数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1000〜1300m(短距離) | 126 | 5.6% | 20.6% | 57% | 101% |
| 1400〜1600m(マイル前後) | 154 | 2.6% | 14.3% | 194% | 139% |
| 1700〜2000m(中距離) | 275 | 6.2% | 14.5% | 79% | 55% |
| 2100〜2400m(中長距離) | 25 | 8.0% | 16.0% | 218%(参考) | 95%(参考) |
| 2500m〜(長距離) | 6 | 0.0% | 0.0% | 0%(参考) | 0%(参考) |
もっとも騎乗数が多いのは 1700〜2000m(275 鞍)で、勝率 6.2%・単勝回収率 79%。中距離が主戦場ですが、回収率は控えめです。
注目すべきはマイル前後(1400〜1600m)です。
騎乗数 154 鞍で勝率 2.6%・単勝回収率 194%・複勝回収率 139%。単発の大穴も含めて、マイル戦の田山は単複ともにベタ買い大幅プラスに乗る水準です。
勝率は低めでも、人気を落としたときに走るパターンが多く、少額で薄く拾うとリターン期待値が大きい距離帯です。
短距離(1000〜1300m)は単 57%・複 101% と、複勝・ワイド向きの距離帯です。
2100〜2400m は騎乗数 25 鞍とサンプル僅少ながら、単勝回収率 218% と参考データとして注目できます。
競馬場別(中央場 vs ローカル)
競馬場ごとの傾向は、まず中央場(東京・中山・京都・阪神)とローカル(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)の大きく 2 つで押さえます。
| 区分 | 騎乗数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 中央場(東京・中山・京都・阪神) | 363 | 4.4% | 13.2% | 約139% | 約96% |
| ローカル(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉) | 223 | 6.3% | 19.7% | 約62% | 約75% |
多くの若手騎手と違って、田山旺佑騎手は中央場(単 139%・複 96%)のほうがローカル(単 62%・複 75%)よりも妙味が大きいのが特徴です。
関西所属で阪神・京都を主戦場としており、関西の中央場(阪神・京都)で結果を残せている――新人としては珍しいタイプです。
競馬場ごとの細かい成績は下表のとおりです(騎乗数の少ない場は参考扱い)。
| 競馬場 | 騎乗数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 阪神 | 194 | 3.1% | 8.2% | 177% | 70% |
| 京都 | 159 | 5.7% | 17.6% | 87% | 124% |
| 中京 | 100 | 4.0% | 22.0% | 45% | 69% |
| 小倉 | 100 | 5.0% | 16.0% | 54% | 83% |
| 福島 | 17 | 23.5% | 29.4% | 211%(参考) | 80%(参考) |
| 中山 | 10 | 10.0% | 40.0% | 218%(参考) | 150%(参考) |
| 新潟 | 6 | 16.7% | 16.7% | 50%(参考) | 25%(参考) |
場別で見ると、もっとも騎乗数が多いのは阪神(194 鞍)で、勝率 3.1%・複勝率 8.2%・単勝回収率 177%。勝率は低いものの、人気を落としたときに走るパターンが多く、阪神の田山は単勝で薄く拾うのが正解です。
続いて京都(159 鞍)は勝率 5.7%・複勝回収率 124%と複勝側で妙味が大きく出ています。京都での田山は複勝・ワイドの相手として優秀です。
中京・小倉は単 45〜54%・複 69〜83% と数字は控えめ。関西所属でも、中京・小倉では妙味薄と覚えておきましょう。
福島・中山は騎乗数 17・10 鞍と僅少ながら、単 211%・218% と参考データとして高水準。今後の遠征機会が増えればチェックしたいローカル開催です。
脚質の傾向
田山旺佑騎手の脚質タイプです。
想定される位置取りがわかると、馬券の組み立てがしやすくなります。
| 脚質 | 該当数(構成比) | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 40(6.8%) | 22.5% | 37.5% | 940% |
| 先行 | 133(22.7%) | 8.3% | 27.8% | 113% |
| 差し(中団) | 248(42.3%) | 3.6% | 10.9% | 42% |
| 追込(後方) | 164(28.0%) | 0.6% | 7.9% | 7% |
| まくり | 1(0.2%) | 0.0% | 0.0% | 0%(参考) |
本ページのデータでもっとも衝撃的な数字が、ここにあります。
逃げ:勝率 22.5%・複勝率 37.5%・単勝回収率 940%・複勝回収率 357%。
サンプルが 40 鞍と多くはないものの、ハナを切れた時の単勝回収率 940% は若手・ベテラン問わず JRA 全体でも最大級の数字。ベタ買いで賭け金の 9.4 倍が戻ってくる水準で、これはサンプル数のブレを差し引いても異次元の数字です。
「田山旺佑の逃げ宣言」が出たレースの単勝・複勝は、それだけで買い目に加える価値があると言ってよいでしょう。
続いて先行も騎乗の 2 割超(22.7%・133 鞍)を占め、勝率 8.3%・複勝率 27.8%・単勝回収率 113%・複勝回収率 115%。前々で運べる馬に乗ったときの田山は、ベタ買いプラス収支の水準です。
逃げと先行を合わせると約 30%――騎乗の 3 分の 1 弱は前々の競馬で、「田山の馬は前で運べるか?」が買い・消しの最大の分かれ目になります。
逆に、中団差しと後方追込は明確に苦戦。中団は勝率 3.6%・単勝回収率 42%、後方追込は勝率 0.6%・単勝回収率 7%と、後方からの仕掛けでは数字がほとんど残らないのが現状です。
差し・追込の構成比は合計で約 70% と多数派なので、「田山の馬は前々に行けるか?」が買い・消しの最大の分かれ目になります。
位置取りが後ろになりそうな馬を「田山だから」と過信するのは禁物――前走の位置取りや当日の枠順とあわせて、逃げ・先行ができそうな馬かを必ずチェックしてください。
テン乗り(初騎乗)時の成績
「乗り替わりで田山旺佑=強化」と言えるのか、データ上はどうでしょうか。
継続騎乗(前走と同じ騎手)と、テン乗り(その馬への初騎乗)で比べました。
| 区分 | 騎乗数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 継続騎乗(前走と同騎手) | 148 | 7.4% | 19.6% | 70% | 70% |
| テン乗り(乗り替わり) | 369 | 4.3% | 14.9% | 131% | 96% |
勝率・複勝率は継続騎乗(7.4% / 19.6%)のほうが明確に上ですが、単勝回収率は明確にテン乗りのほうが高い(テン 131% / 継続 70%)、複勝回収率もテン乗りが上(テン 96% / 継続 70%)です。
これは、継続騎乗だと「前走も田山で人気」になりやすいのに対し、テン乗りは相対的に人気を被りにくく、単複両方の妙味が残るためと考えられます。
結論として、「乗り替わりだから割引」は不要。テン乗りの田山旺佑はむしろ単複ともに買い得、と覚えておいてください。
テン乗りは騎乗数 369 鞍と前走ありデータの約 7 割を占めており、田山旺佑騎手の馬券的な妙味の多くは、この「テン乗りでの中位人気馬」から生み出されている、と言ってよさそうです。
まとめ ── 田山旺佑の馬券での使い方
田山旺佑騎手は、2025 年から本格的に騎乗を始めたばかりの、JRA の新人クラスのジョッキーです。
総騎乗 586 鞍とサンプルはまだ小さめですが、単勝回収率 110%・複勝回収率 88%はベタ買いプラス水準。とくに 2026 年は単勝回収率 161% と急上昇しており、これからの伸びが楽しみな新人として現時点で評価できます。
馬券では、「いつでも買い」ではなく「ここで買う・ここは見送る」という視点が、若手で妙味を取り続けるためにとくに重要になります。
軸にしやすい条件
- ハナを切れる馬。逃げ時は勝率 22.5%・単勝回収率 940%・複勝回収率 357% と、JRA 全体でも最大級の破壊力。ハナ宣言があれば最優先で押さえる。
- 先行で運べる馬(騎乗数 133・勝率 8.3%・単 113%・複 115%)。前々で運べるタイプの馬では「軸」候補。
- ダート戦の有力馬(騎乗数 328・単勝回収率 165%・複勝回収率 84%)。芝より明確にダート向き。
- 1〜2 勝クラスの中位人気(1〜3 勝クラス全体で単勝回収率約 172%、2 勝クラス単独で単 584%)。条件戦の田山は単勝で押さえる。
- マイル前後(1400〜1600m)(騎乗数 154・単勝回収率 194%・複勝回収率 139%)。単複ともに最も妙味の出る距離帯。
- 阪神開催(騎乗数最多 194・単勝回収率 177%)。本人の最大の妙味場。
ヒモ・相手に回したい条件
- 2〜3 番人気の対抗候補(勝率 17.0%・複勝回収率約 101%)。複勝・ワイドの相手として優秀。
- 7 番人気以下の中穴〜大穴(単勝回収率約 125%・複勝回収率約 93%)。とくに 7・8 番人気で単 230〜318% と単発の大穴妙味あり。少額で薄く拾う。
- 京都開催(騎乗数 159・複勝回収率 124%)。複勝・ワイドの相手として安定。
- テン乗り(乗り替わり初戦)(単勝回収率 131% / 継続 70%)。乗り替わりでもむしろ単複ともに買い得。
あえて評価を下げたい条件
- 芝戦の本命視(騎乗数 258・単勝回収率 39%)。ダートと比べて単勝の妙味は大きく落ちる。複勝なら可。
- 4〜6 番人気の中位馬(勝率 5.9%・単勝回収率約 58%・複 61%)。中位人気帯は妙味が出にくい。
- 中京・小倉のローカル(中京 単 45%、小倉 単 54%)。関西所属でもこの 2 場では妙味薄。
- 後方からの差し・追込しかできない馬(追込時 勝率 0.6%・単勝回収率 7%)。脚質がはまらない馬での過信は禁物。
- 新馬・未勝利戦(単勝回収率約 66%)。下級条件のなかでも新馬・未勝利では単勝の妙味は薄い。複勝なら可。
- 重賞 GⅢ・GⅡ・G1(騎乗数 6・本期間勝利なし)。本期間内では大舞台での実績がないため、本命視は慎重に。
田山旺佑は 2025 年からのデータでまだサンプル僅少だが、逃げ単 940%・2 勝クラス単 584% など、極端な数字が随所に出る潜在能力の高い新人。ダート × 逃げ・先行 × 阪神・京都 × 1〜2 勝クラス × 中穴単勝——この「買いどころ」が重なったときに、データ上の妙味が最大化されます。2026 年は単勝回収率 161% と急上昇中で、これからの伸びがいま JRA でもっとも楽しみな 1 人です。
次に読むべき記事
・ほかの騎手も同じ視点で見たい人 → JRA 騎手データ分析まとめ(ハブ)
・コース・枠順のクセまで掘りたい人 → 枠順アナリティクス
・地方競馬の騎手も押さえたい人 → 地方競馬 騎手・調教師ハブ
・感覚ではなくデータで馬券を組み立てたい人 → ギャンブルから投資へ、ルールを変える
・具体的な買い目ルールが欲しい人 → 投資競馬プロフェッショナル式レビュー
当サイトは「人(騎手・厩舎) × データ(成績と人気の乖離) × 投資ルール」の 3 軸で構成しています。
本ページで「田山旺佑」という“人”の軸を押さえたら、コース・血統・買い目ルールへと読み進めると、馬券の組み立てが立体的になっていきます。
※本ページのデータは 2022年1月〜2026年4月の集計(うち田山旺佑騎手のデータは 2025 年以降)です。傾向は年によって変わるため、定期的に見直しています。


